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【LIFE IS PHOTO】
田形千紘 -祖母と息子-

DATE 2019.11.13 LIFE IS PHOTO
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フォトグラファーが私生活で撮影した、日常の写真を紹介する“LIFE IS PHOTO “。今回は“撮る”というコミュニケーションを通して人とスキンシップをとっているという、田形千紘さんの写真フォルダを覗いてみた。今回は、自分のおばあちゃんと息子を撮ったときに感じたことについて。

田形千紘 プロフィール

スタジオと編集プロダクションを経て、2016年に独立。 雑誌、WEB などで幅広く活動中。

「私の祖母と息子。祖母が亡くなって数年後に息子が生まれた。
亡くなることと生まれることは、私たちの日常で、ずっとずっと大昔から繰り返されていること。それでもなぜか自分の身近に“その時”が来るまで命が有限であり奇跡であることを忘れていた。
生きるということは出会いと別れの繰り返しだということを、大事な人の写真は思い出させてくれる」

「祖母が90歳を過ぎたあたりから、帰省するたびに祖母の日常を撮影していた。遠くない未来に目の前からいなくなってしまうことを予期していた。祖母を撮るときは、その姿を写真に留めておきたい一心でシャッターを押していたので、胸がぎゅっと締め付けられた」

「息子の生まれた瞬間の写真。産む間際まで、痛すぎて写真のことなんて忘れていたけど、スポンと生まれ出た瞬間に「私が撮らなきゃ!」と使命感に駆られ、痛みを忘れて無我夢中でシャッターを押した」

孫、母、そして写真家としてのリアルな言葉。無我夢中で写真に残したからこそ、得られた気持ちがあるように感じます。次回は、田形さんがタンザニアを旅した時に撮影した写真について。