「家ってもっと、自由な発想で楽しく作ってもいいんじゃない?」そんな想いのもと、これまでDoliveではさまざまなコンテンツを通して発信してきました。
そして、もっと家づくりを楽しむべくリリースされた「Doliveアプリ」。このアプリはDoliveの記事からアイデアを収集しつつ、なんと作りたい家が実際にシミュレーションできる優れモノ。
そこで今回は、誰もがうらやむラブラブぶりで知られる、あべこうじさん・高橋愛さんご夫妻がご登場。あべさんと高橋さんがおふたりで完成させた、理想の家とは?
あべこうじさん
1998年にお笑いコンビ「カンヴァス」としてデビューし、2001年よりピン芸人に。お笑い芸人のみならず役者としても活躍し、2023年秋に公開予定の映画『オールドカー ~てんとう虫のプロポーズ~』では監督デビューも果たす。
高橋愛さん
「モーニング娘。」第5期メンバーとして10年にわたって在籍し、第6代リーダーおよび「Hello! Project」のリーダーとして活動。2011年の卒業後は女優として活躍するほか、ファッション誌やビューティー誌にモデルとして出演中。 自身のプライベートブランド「fukuu(フクウ)」のプロデュースも手掛けている。
誰もがうらやむ仲良し夫婦も、自宅では意外に“我関せず”
今年2月に結婚10年目を迎えた、あべこうじさん・高橋愛さんご夫妻。結婚から時が経った今もラブラブ。絵に描いたような“おしどり夫婦”のおふたりですが、ご自宅はどのような環境なのでしょう?
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ご結婚10年目を迎えたおふたり。おふたりは、どんなお宅にお住まいなのでしょうか?
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今の住まいは、広さと明るさを決め手に選びましたね。そして、とにもかくにも、妻が購入したモノにあふれています。俺のモノはほとんどない。90%がちゃん愛のモノ!
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広さと明るさは絶対条件だったよね。でも、広いから置けちゃうんです。置けちゃうから、ついついモノを増やしちゃう(笑)。
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僕としては、あふれたモノをどうにかしたい。どうにかしたいと思いつつ、部屋のテイストとしては木が多いかな。
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確かにテーブルもチェストもローボードも、大きめの家具はウッドだね。そこにちょっと無機質な、ステンレスっぽい素材の小さめの家具を合わせた感じのインテリアですね。
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そうしたお部屋で、どのように過ごされているのでしょう?
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各々が勝手に過ごしていますね。相手のことは気にしない。
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私は黙々と漫画を読んだり、アニメを観たり。その横であべさんは、黙々とゴルフのアプリかモンハンだよね。
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そもそも、家でゆっくり過ごすことが少ないんですよ。休みが合ったら、基本的に外に出ちゃうから。ランチを食べに行ったりとか、ちょっとお茶しに出掛けたりとか。
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そうだね。外でゆっくりすることが多い。で、おうちに帰ってくると、完全に我関せず、です(笑)。
ふたりが譲れない共通点は、さんさんと注ぐお日様の光
おふたりの意外な暮らしぶりが明らかになったところで、ここからは『Doliveアプリ』を実践! アプリを操作いただき、まずはご夫妻それぞれの“理想の住まい”をつくります。
シミュレーションアプリでは様々な家のベースを基にデザインを変えられる。
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さて、まずは外観からスタート。いちからお住まいを作るにしても、ポイントはやはり、明るさと広さでしょうか?
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そうですね。明るさと広さは絶対。日射しの入る家って、最高に気持ちいいんですよ。うちは寝室にも日が入るから、太陽と共に目覚められるの。となると、大開口の家がいいかな。
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日当たりに関しては、私も一緒! 日射しはマストだよね。でも、めっちゃ悩む。没頭しちゃいますね、このアプリ(笑)。
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取材なのに言葉が出なくなるね。自宅でもこんな感じですよ。ふたりして本当に黙々とスマホをいじってますから(笑)。完全にこんな感じ。
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確かに黙々と・・
そして、おふたりとも似たような外観になりましたね。
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確かに!あべさんも私も四角いおうちだし、窓も大きめだし、ルーフバルコニー付き。
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ほぼ一緒じゃん(笑)。違いを挙げるなら、ちゃん愛はちょっとコンパクト。俺のは見るからに大開口ってことくらい?
左があべさん、右が高橋さん
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シティかビーチかという住環境に加えて、外壁にもお互いの個性がにじみましたね。高橋さんはグレージュピンクのサイディング、あべさんは木の横張り壁。
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このピンクは即決でしたね。ちょっと迷ったところといえば、ルーフバルコニーの柵の色かな? お洋服に例えるなら帽子みたいな感覚で、差し色みたいな。
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差し色は重要よね。俺も窓のフレームは差し色のイメージ。この落ち着いた緑がいい感じじゃないですか。
我関せずのふたりも、料理は“アイランドキッチン”一択
内観を選択する画面。キッチンの置き場所や、バルコニー、土間やワークスペースを設けるかなど様々なオプションを選ぶことができる。
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お次は内観のレイアウトを。キッチンの位置が選べたり、土間や縁側、室内バルコニーやワークスペースを付けられたりします。
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キッチンの位置はアイランド一択かな。これなら壁への油はねが気にならなそう。
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俺も絶対にアイランド。やっぱりね、壁に向かって料理するより、おしゃべりしたいじゃないですか。
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主にはあべさんです(笑)。お味噌汁がおいしいんですよ!
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味噌汁ね。でも、基本的には炒める、茹でる、くらいですよ。
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お味噌汁がお得意とは、最高じゃないですか・・! と言っている間に、内観もさくさくと完成です。内観もパッと見の印象は似ていながら、色に個性がにじんでいますね。
左があべさん、右が高橋さん
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ふたりとも木目を意識しつつ、色は分かれた感じですね。外壁のくすみピンクとのコーディネートを意識して、左の壁はちょっとくすんだグレーの木張りを選んでみました。
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やっぱりウッドの感じは欲しいよね。それにしても外観とのコーディネートを意識したあたり、いかにもちゃん愛らしい。
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右側の壁はバイカラーにしつつ、下はちょっとくすんだブルーグレーにして。色のほかに違いといったら、縁側と室内バルコニーくらい?
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いずれにしても、こうしたオプションは欲しいよね。俺はとにかく日光を浴びたいから。縁側に腰掛けながら日光浴なんて、絶対に気持ちいいじゃないですか。
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でも、バルコニーのほうが広いじゃん。室内バルコニーなら、ここにソファも置けちゃうし。
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確かに・・。俺も室内バルコニーにすれば良かった・・。
お出掛けの動線も住環境も、現実的にシミュレーション!
お互いの個性がしっかりにじみつつも、大事なところは息ぴったり! それぞれのシミュレーションでもおしどり夫婦ぶりを遺憾なく発揮してくれたおふたりですが、さて、ご夫妻が一緒に考える“ふたりの理想の住まい”の姿やいかに。
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それではいよいよ、今度は“ふたりの理想の住まい”をシミュレーションしていただきましょう! どんなお宅になるのか、とても楽しみです。
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そうね。四角さはキープしつつ、駐車場はビルトイン。部屋はちょっと狭くなるけど、屋内からスムーズに車に乗れたほうが便利でしょ。住環境はビーチ、シティと来たから今度はマウンテン。
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住環境をマウンテンにするなら、外壁はレンガじゃない? 窓枠とか柵はブラックにして、ちょっと締め色的な感じ。ルーフバルコニーの屋根に、あべさんが好きなブルーも取り入れて。
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いいね。そうしたら、室内の壁にちゃん愛が好きなピンクを入れたら? ピンクを入れつつ、ちょっと落ち着いた感じに。
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うん、いい感じ。オプションは室内バルコニーでいいよね?
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もちろん、室内バルコニーで。ここにソファを置きましょう。
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素晴らしい! またも、さくさくっと完成です。おふたりとも決断力がスゴイ。
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ふたりで選んだほうが、さらにスムーズでしたね。ちょっと迷っても、あべさんが「こっちは?」って、広げてくれるから。
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実生活でも、割とそんな感じよね。ちゃん愛がベースの提案をしてくれつつ、俺が細かな部分を詰めていくような。
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なるほど。なかでも特徴的なのが、モルタルの床ですね。ご夫妻それぞれのときは、どちらもフローリングだったのが。
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ウッドの家具とのコントラストが楽しめそうだし、マウンテンという住環境に合わせた感じです。モルタルなら、ちょっとくらい汚れても気にならなそう。
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せっかく山の環境に暮らすなら、土いじりもしたいからね。今も、ちょっとした畑をやっていたりしますし。
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山の環境なら、もうちょっと本格的にやりたいよね。野菜を収穫したりして。それに今回はワークスペースも付けたから、一緒にYouTubeの編集もできるし。
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それぞれのシミュレーション以上に“実際の暮らし”を意識された感じがします。
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かなり真剣に、リアルに考えましたね。というか、めちゃくちゃ想像が膨らみました。正直、設計図を見ても、素人にはわからないじゃないですか。でも、これならイメージが湧きやすい。
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ほんとにそう。親しみやすいし楽しいし、シルバニアファミリーみたいな感覚。童心に返りながら、それでいてリアルにシミュレーションできる感じ。
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これくらいイメージが湧きやすいと、引っ越しもしやすくなりそうだよね。設計図だと尺もわかりづらいから、手持ちの家具もハマるかハマらないか、冒険みたいなところがあるし。
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確かに! なんだったらコンサートの舞台演出も、これでやりたいくらい(笑)。出来上がったCGをくるくる動かせるのも楽しい。これ、無限にやっていられます(笑)。
あべさんと高橋さんの“ふたりの理想の住まい”が完成。「この家に住んだなら?」とリアルな想像を交えながら、居心地だけでなく動線までしっかり考慮された、リアルなシミュレーションハウスに。おふたりのお言葉どおり、「イメージが湧きやすい」のがDoliveアプリ。新たな住まいでの暮らし方から家具選びまで、妄想が膨らみます。
Photography/ 小林真梨子 Text/ 大谷享子 Styling/ 青木宏予 Hair&make/ 佐川理佳
あべこうじさん
・シャツ/¥58,000/(th)KOH'S LICK CURRO
・Tシャツ/¥11,000/ブラームス ルーツストック
・パンツ/¥38,500/ブラームス
・他/スタイリスト私物
高橋愛さん
・全てスタイリスト私物
◆お問い合わせ先
・KOH'S LICK CURRO
東京都渋谷区神宮前5-7-13 03-6427-1405
・ブラームス
・ブラームス ルーツ ストック (ワンダリズム)
東京都世田谷区代沢5-18-1 4F 03-6805-3086