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DATE 2018.05.21

インテリアからはじまる暮らし〜『AM6:GREEN』後編〜

各メディアで話題のリノベーションスタイル『AM6:GREEN』を題材に、ナチュラルテイストの部屋を演出するアイテムの選び方やレイアウト術を伝授。前編では、 ナチュラルな印象の部屋になるアイテムの選び方やレイアウト術をご紹介しました。後編では、リビングダイニングのスタイリング方法、ナチュラルテイストにぴったりなグリーンをご紹介します。当プランのモデルハウスや広告写真の空間演出を手がけたインテリアスタイリスト・大谷優依さんのワンポイントアドバイスも必読です!

ポイント1:開放的な空間には造作棚を

AM6:GREENの写真01

開放感のある空間をつくるためには、収納スペースも欠かせません。『AM6:GREEN』のリビングダイニングには、開放的な空間を演出する「造作棚」を設置しています。この棚は下の写真のように横一列に並べるのも、段差をつけてみるのも自由。住まい手の趣味やセンスを表現できるポイントとして、レイアウトがアレンジしやすい造作棚があると嬉しいですね。

ポイント2:「しまう収納」から「飾る収納」へ

造作棚などのオープンな収納に憧れるものの、自由度が高い分、どんなアイテムを収納すればいいか悩んでしまう方も多いのでは?そんなときこそ、「しまう収納」ではなく「飾る収納」として考えてみましょう。並べるアイテムや配置次第で、おしゃれな空間に早変わり。ここでスタイリングのプロ、大谷さんから「飾る収納」のポイントを解説していただきましょう!

AM6:GREENの写真02
大谷
AM6:GREEN』のようなナチュラルテイストの空間を目指すなら、グレーやホワイトを基調としたものがおすすめです。 色をアクセントに足すのであれば、スモーキーなピンクやグリーン、ブルーグレーなどの曖昧な色味がとてもよく合います。
そして、飾るものは好きなものを何でも置いて楽しむのもOKですが、陶器や木材、ガラスなどいろいろな素材にしてみたり、かたちや大きさをバラバラにしてみてアンバランスに置くのもポイントです。素敵なので購入したけど使い道のないものや、拾ってきた貝殻や石、木の枝なんかも素敵にディスプレイできるのが、「飾る収納」の嬉しいところですね。

ポイント3:さまざまなグリーンを取り入れてみる

続いて『AM6:GREEN』のモチーフにもなっている「グリーン(植物)」に注目してみましょう。グリーンが部屋にあるだけで、気持ちがパッと華やぎますよね。そこで、ナチュラルテイストな空間に合うグリーンにはどんなものがあるのか、大谷さんに聞いてみました。

AM6:GREENの写真03
大谷
家具が淡い色の空間には、スモーキーな色のグリーンや、葉っぱが小さく細かいグリーンがおすすめです。例えば「オリーブ」の木。オリーブはスモーキーなカラーリングなので、グレイッシュな家具と好相性なんです。あとは「エバーフレッシュ」。葉が小さく細かいため、カジュアルさを出すにはぴったりですよ。
AM6:GREENの写真04
大谷
テーブルに飾った「クレマチス」は上品な佇まいなのに主張してこない、この空間のイメージにピッタリのお花でした。 白くて可憐なお花もとてもよく合いますね。
インテリアに植物を取り込むのは手間がかかってなかなか大変だと思われる方も多いですが、ぜひ大きなグリーンを入れて楽しんでいただきたいです。
ダイニングに1鉢、リビングに1鉢、それだけでとても空気が凛とすると思うのです。
AM6:GREENの写真05
大谷
そして、天井から吊り下げたコウモリラン。雑誌に出てくるお部屋のように、天井から吊り下げるのもお洒落です。麻の布も素敵に鉢カバーになっていますね。鉢カバーは以外と大きくて目立ってくるので、鉢カバーを家具に合わせた色にするのが最適ですね。

いかがでしたか?『AM6:GREEN』を例に、ナチュラルテイストの空間を彩るアイテムのセレクト術・スタイリング術をご紹介してきました。次回はカフェテイストを盛り込んだもうひとつのプラン、『AM6:BROWN』を題材に、インダストリアルなスタイリング術について解説していきます。ご期待ください!

インテリアスタイリスト 大谷 優依
●PROFILE:インテリアスタイリスト 大谷 優依

多摩美術大学インテリア科卒業。雑誌などのエディトリアルデザイナーを経て、インテリアスタイリストに。女性誌やライフスタイル誌、ブランドのカタログ、広告の世界でさまざまな空間演出を手がける。

公式サイト:http://otaniyui.com
Instagram:@otaniyui