
日常を映画に、暮らしをピクニックに。
PICNIC MOTEL House Projectが描く、新しい住まいの物語
ライフスタイルプロデュースチーム・NEXTWEEKENDとDoliveが手掛けた、新しい住宅「PICNIC MOTEL House Project」。 ありふれた毎日を、もっと特別に。日常の景色をデザインする暮らし方を提案するこの家は、NEXTWEEKENDの『Life is a Picnic.』という哲学と、妄想HOUSEから広がったアイデアが重なり合い、やがて一軒の住宅として生まれました。
映画のワンシーンのような日常

好きな香り、心地よい風、木漏れ日。
いつものようにトーストが焼ける音、窓辺のコーヒーの湯気。
昨日の話の続きをしながら、自然と人が集まるダイニング。
静かな夜には、やわらかな灯りに包まれて、
誰かと語らう時間も、ひとりで過ごす時間も、どちらも心地いい。
特別なことをしなくても、
本当はどんな一日だって、物語になる。
「PICNIC MOTEL House Project」は、
そんな日常を舞台に変えてくれる家です。
“次の週末”で叶える。NEXTWEEKENDとピクニック思考

この家の出発点になったのは、ライフスタイルプロデュースチーム・NEXTWEEKENDが大切にしてきた 『Life is a Picnic.』という考え方。
メディアや商品開発、イベントなど多彩な活動を展開してきた彼女らの根底にある、この暮らしの哲学は足りないものを探すのではなく、すでに目の前にあるものを大切に、そして組み合わせて楽しむというメッセージです。
「叶えたい理想を“いつか”じゃなく、“次の週末”くらいの距離感で叶えてみない?」
SNSや情報にあふれ、ついつい人と比べてしまう今。でも、本当に大切なのは、今ここにあることをどう楽しむか。季節や天気に合わせて、自分に心地いいものを選び、今を楽しむ。そんな軽やかな暮らし方を提案し続けてきたのが、NEXTWEEKENDです。

今回Doliveとともにかたちにした「PICNIC MOTEL House Project」は、『Life is a Picnic.』を暮らしそのものに落とし込んだ家。
日常のひとコマを映画のように、何気ない時間をピクニックのように楽しめる住まいとして生まれました。
妄想からはじまった、湖畔のモーテルの物語

「PICNIC MOTEL House Project」のもうひとつの原点は、DoliveとNEXTWEEKENDが一緒に取り組んだ「妄想HOUSE」という企画にあります。
“もし自分たちが本当に欲しい家をつくるなら”。
そんなテーマで話したとき、NEXTWEEKENDのメンバーが思い描いたのは、湖畔に佇むモーテルのような住まいでした。

庭にはシンボルツリーを植えて、季節ごとに実を収穫して料理に使う。木陰ではランチや昼寝を楽しんで、暮らしの中にちょっとした余白をつくる。
中庭は人が集まれる場所に。昼間は光に包まれてピクニックのように食卓を囲み、夜は照明を落としてラウンジみたいに語らう。さらに階段を上れば屋上につながって、星空の下で映画を観る…なんていう時間も。

部屋ごとにテーマを持たせるアイデアも登場。アートに没頭する部屋や、本を読むための部屋、昼からワインを楽しむ部屋。好奇心と遊び心を詰め込んだ空間があれば、日常のワンシーンが自分らしい物語になるんです。
旅先のホテルで感じたワクワクや、幼い頃に過ごした庭の記憶。そんな原風景から生まれた妄想は、「PICNIC MOTEL House Project」へと引き継がれて、実際の住宅デザインにつながっていきました。
想いがかたちになった、新しい住まい「PICNIC MOTEL House Project」

ピクニックをするように暮らすという想いと妄想HOUSEで広がった数々のアイデアは、実際のデザインに引き継がれ、「PICNIC MOTEL House Project」としてかたちになりました。
異なる高さのファサードが特徴的な外観。やわらかな曲線を描くアーチを玄関に取り入れることで、柔らかく親しみやすい表情が生まれています。壁の仕上げはニュアンスのあるベージュトーン。まっさらな白ではなく、土や石を思わせる落ち着いた色味を選ぶことで、新築でありながらどこか懐かしい風合いを感じさせます。朝の光に照らされると影が美しく伸び、夕暮れにはやさしい陰影をつくり出す。時間によって見え方が変わるのも魅力です。
パースのように湖畔に建つ「PICNIC MOTEL House Project」で、休日の午後を庭で過ごせば建物全体が風景の一部になったような心地よさを感じられるはず。
「新築っぽくない、でも新しい」。
整いすぎていないラフさと、現代の快適さをバランスよく取り入れることで、「PICNIC MOTEL House Project」は日常を心地よく楽しむための舞台として完成しました。