DATE 2025.11.25
“好き”を重ねてつくる日常。PICNIC MOTEL HOUSEを4つのスタイルで楽しむ
「日常を映画に、暮らしをピクニックに。」
このコンセプトを掲げるDoliveとライフスタイルプロデュースブランドNEXTWEEKENDが手がけた住宅、「PICNIC MOTEL HOUSE」は、まさに“日常の非日常”を叶える住まい。旅先の宿のような心地よいワクワク感と、ピクニックのような開放的な自由さを融合させた新しい暮らしの形を提案します。
今回はその“象徴的な場所”であるダイニング・リビングにフォーカス。ベースの設計が持つ魅力はそのままに、家具と素材のレシピを変えるだけで、どれほど表情が変わるのか。4つのスタイルで試してみました。
ベースプラン|PICNIC MOTEL HOUSEのダイニング・リビング

アーチの玄関やウッドデッキとつながる寝室、中庭へと続く動線など、暮らしのシーンを切り取るような設計が特徴的な「PICNIC MOTEL HOUSE」。
住まいの中心となるリビング・ダイニングに目を向けると、吹き抜けから降りそそぐ光とラウンド型のカウンターが特徴的。料理をする人と食べる人が自然に会話できる距離感を生み出し、日常の食卓も、友人を招いた週末のひとときも心地よく彩ります。
ベースのデザインそのままでも十分に素敵。
でも、住む人の好きに合わせて、家具や床・壁などの素材感を変えていけば、もっと自分らしい空間にアレンジもできます。 これこそ、Doliveが提案する“HOUSE RECIPE”の考え方そのもの。今回は4つの異なるライフスタイルを映し出す空間をつくってみました。
陽気でポップ。アメリカンダイナーで過ごすように

ターコイズブルーの壁にぐるりと囲むレッドレザーのボックスシートが並ぶダイニングは、まるで旅先でふらりと入ったアメリカンダイナーのような雰囲気。
壁に飾られたポスターやジュークボックスがアクセントになり、ここでハンバーガーやパンケーキを食べたくなるような、遊び心に満ちた空間です。
HOUSE RECIPEを参考にしたこの空間。同じ間取りでも、映画のワンシーンのようなアメリカンスタイルのダイニング・リビングが出来上がります。
白・黒に赤を差し色に。モノトーンリビング

白い梁と壁に、黒と白の市松模様のフロアが広がるダイニング・リビング。その中で、ぐるりと囲むレッドのソファと、赤を効かせたアートが空間にリズムをつくります。丸みのあるテーブルやチェア、印象的なペンダントライトなどのインテリアが加わることで、シンプルな配色の中にも洗練された遊び心を添えます。
このHOUSE RECIPEを参考にミッドセンチュリー調のインテリアをレイアウト。「白・黒・赤」の3色をキーカラーに家具や小物を選び抜くだけで、同じ間取りが、ギャラリーのようにアートとデザインが際立つ空間へと変貌します。
グレーと木でつくる、ガレージライクな大人の隠れ家

ざらりとしたグレーの壁と、足元にはコンクリート調のクールな床を採用。その上に、キャメルカラーのボックスソファと無垢材のダイニングテーブルを合わせた空間は、どこかガレージを思わせるラフさと、カフェのようなぬくもりが同居しています。
ヴィンテージ感のあるメタルチェアや、ソケットが見えるペンダントライトが、インダストリアルな表情をさりげなく引き締める効果も。
Doliveの家「THE HOUSE GARAGE」のHOUSE RECIPEを参考に、グレーをベースに、黒や木の質感を重ねていくことで、同じ間取りでも、趣味や仕事にじっくり向き合いたくなる「ガレージライクな大人の隠れ家」へと表情を変えてくれます。
自然素材が調和する、静かなぬくもりの和モダン

焼き杉を思わせる深い色の床に障子のある空間の中に、グレーのソファと淡いピンクベージュのベンチが並ぶダイニング・リビングは、どこか現代の茶の間のような、しっとりと落ち着いた空気をまとっています。
Doliveの家「NIHON NOIE PROJECT」のHOUSE RECIPEを参考に、グレーと白、木のベージュとダークブラウンをキーカラーに設定。ベースの構造を最大限に活かしつつ、素材や家具選びにこだわることで、日常の喧騒を忘れさせてくれる穏やかで温もりに満ちた和モダン空間へと変貌します。

