DATE 2017.01.18

野菜の色を味わおう/さいのね畑

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ごく当たり前のことに工夫を加え、毎日を楽しく過ごしている人たちに、暮らしを満喫するための“スパイス”を紹介してもらうコンテンツ「Life Spice」。千葉県長生郡一宮町から全国のご家庭、飲食店に新鮮な野菜を届けている有機農家「さいのね畑」さん。2回目となる今回は、旬を取り入れて一工夫した、サラダの楽しみ方をご紹介していただきました。

野菜が主役になるメニューと言えばサラダ。手軽でおいしくて彩りも楽しいですよね。 レタス、キュウリ、トマト……という定番のサラダもよいですが、旬の野菜を取り入れて、いつもとはひと味違う、今だけのとびきりおいしいサラダを楽しんでみませんか?

サラダと言えば葉物野菜がメインになるイメージがありますが、今の季節の代表選手は、やっぱり新タマネギや新ジャガイモなどの根菜類。 どちらも一年を通じて出荷されている野菜ですが、掘りたてを食べることができるのはこの時期だけ。旬の魅力を生かして、食べつくしたいですね。

まずは、みずみずしくて、甘くて、たまらないおいしさの新タマネギ。 下の写真は、さっと塩茹でしたスナックエンドウとズッキーニ、生の新タマネギでつくったサラダです。新タマネギを存分に楽しみたいので、新タマネギドレッシングをかけ、フライドオニオンもトッピングしました。エンドウのプチプチと、ズッキーニのコリコリ、新タマネギのシャキシャキと、トッピングのカリカリ、食感の違いが楽しめますよ。

ドレッシングは、まとめてつくりおきしておくと楽ちんです。「自家製ドレッシング」なんていうと、難しそうに思うかもしれませんが、ミキサーにかけた新タマネギと、醤油と酢と菜種油を混ぜただけの、とても簡単なもの。基本の調味料をちょっと上質なもので揃えておくと、それだけでも充分です。 ミキサーにかける野菜は、ニンジンや大根など、いろいろとアレンジしてみるのもよいですよ。

続いては新ジャガイモ。
ねっとりとした食感と、薄い皮の香ばさしさが特徴です。旬の風味を味わうなら、むかずにまるごといただいてください。

写真は、ふかしたジャガイモと刻んだセロリを、ニンニクアンチョビマヨネーズで和えたものです。ニンニクをたっぷりきかせて、香味の野菜とまぜると、いつものポテトサラダとは、一味違った大人の味に。蒸し暑い日のビールのおともにぴったりです。今回はセロリを使ってみましたが、紫蘇、ミョウガ、バジルやパクチーなども相性がよいと思います。

食卓では脇役にされがちなサラダですが、季節のおいしい野菜にスポットライトをあてれば、メインに踊り出ることも。
お酒がすすむようにひとクセのあるものに仕上げたり、年配のお客様がいらっしゃる時には、隠し味に和の出汁を加えてほっとする味にしたり、その場に合わせたひと工夫を楽しみのひとつにしてみてはいかがでしょうか。

●PROFILE:さいのね畑

千葉県長生郡一宮町で竹川英識・麻衣子夫妻が営む有機農家。無農薬・無化学肥料栽培による野菜やハーブ、平飼い養鶏によるタマゴを全国約120世帯のご家庭、15件の飲食店にお届けしています。
公式サイト:http://www.sainone.com

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