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DATE 2017.03.15

ギフトに想いをそえて贈る楽しみを / 真野 知子

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ごく当たり前のことに工夫を加え、毎日を楽しく過ごしている人たちに、暮らしを満喫するための“スパイス”を紹介してもらうコンテンツ「Life Spice」。今回のテーマは贈り物。ギフトコンシェルジュの真野知子さんに、ギフトを彩るアレンジの楽しみについて教えてもらいました。

ラッピングやメッセージカードなど、贈り物に気持ちを託すツールにユーモアやセンスを効かせるのは贈り手次第。自分なりのアレンジで、ギフトを贈ること自体を楽しんでみませんか。
贈る品物は相手のライフスタイルに合わせて選びますよね。でも、ラッピングは万が一相手の好みに合わなくても開封してしまえば消えてしまいます。だからこそ自由な気持ちで演出を楽しむことができるんです。
プレゼントの第一印象を決めるのはラッピング。驚きも感動も、まずはそこから決まります。ひと手間もふた手間もかけたラッピングやメッセージカードはギフトの価値をグンと上げてくれるのではないでしょうか。香りチャームをプラスしたり、リボンやBOXにこだわったり、シーンに合わせて工夫次第です。そうすれば自然と気持ちのこもった贈り物になりますよね。

カード

なぜ、その贈り物を選んだのか。それを見つけた時に相手のことが頭に浮かんだから?励ましたいから?かわいいや美味しいを共有したいから?そんなことも書き添えると、より気持ちの伝わるギフトになります。カードのデザインには、ポップなもの、スタイリッシュなもの、和のテイストをあしらったものまで多種多様にあるので、贈る相手や、贈り物に込めた自分の気持ちに合わせてセレクトしてみてください。特に和テイストのカードには、四季を感じられるデザインが豊富なので、季節のご挨拶の贈り物に添えるのもおすすめです。

リボンの代役

リボンをかけづらいものって時々ありますよね。そんなときに役立つのが、水引を使ったアレンジのものや、伸縮性のあるゴムでデザインされたもの。プレゼントしたい物に合わせて楽しめますよ。

遊び心と、香をしのばせて

日本には手紙に同封する「文香」というものがあります。封を開けると、ほのかに香る、小さな心づかい。香を使った風流なたしなみをもっている日本人ならではの遊び心を、さりげなくしのばせて。いろいろなモチーフがあるので、季節や目的に合わせて、気持ちにぴったりな物を選ぶ楽しさもあります。

水引やペーパーコースターなどにアロマオイルを垂らしたり、パフュームで香をつけたりしてオリジナルを作ることもできますよ。メッセージに彩を加えてくれる遊び心を入れるのもおすすめです。ただし、あまり入れすぎないようにすることもポイント。あくまでもさりげなく。

 

アクセントに造花やチャーム

リボンをかけても何だか物足りない。もっとキュートに、もっとゴージャスにしたい。そんな時には、造花やドライフラワーなどで、さらにアクセントをプラスしてみて。これからのシーズンだと母の日のプレゼントにも、そんなひと手間&工夫をすると、より気持ちが託せます。季節感をより演出したい時は、お花以外の飾り、例えばクリスマスならオーナメントを付けたりヒイラギの葉やそのシーズンを象徴するようなモチーフなど、イメージが膨らむチャームをつけると特別感が出せると思います。

TwitterやfacebookなどSNSが私たちの主なコミュニケーション手段になって、ネットで簡単に人とつながれる時代ですが、どんなに時代が進んでも、なくなることのない人とのつながりのカタチのひとつが「gift & giving」ではないかと信じてやみません。アナログだからこそできる、贈り物の演出を楽しんでみてくださいね。

●PROFILE:ギフトコンシェルジュ 真野知子

独自の審美眼によるギフトセレクションが注目され、食にまつわるものから引出物、記念品まで多彩なシーンへのアイテムセレクションを提案。女性誌などでの連載や、選考委員の他、ギフトブランド“ROOM SERVICE”の商品プロデュース業など多方面で活躍中。
2015年7月より富山県「技のこわけプロジェクト」委員会メンバーに。

著書『ギフトコンシェルジュ真野知子の大切な日のためのギフト・マニュアル』(マーブルブックス)。

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