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DATE 2017.05.10

おむすびが誘う無限のおいしさ/ごはん同盟

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ごく当たり前のことに工夫を加え、毎日を楽しく過ごしている人たちに、暮らしを満喫するための“スパイス”を紹介してもらうコンテンツ「Life Spice」。お米やご飯を美味しく食べる方法を模索し続ける炊飯系フードユニット「ごはん同盟」さん、2回目の今回は、日本人のソウルフードおむすびのお話。形、具材、新しい楽しみ方まで……奥深いおむすびの世界を紹介していただきました。

おむすびはごはんと好きな具材という一見シンプルな構成ですが、その組み合わせ次第でバリエーションが無限に広がるというとても奥深いメニューです。もしかしたらおむすびの好みで、その人柄がちょっとだけわかってしまうぐらい。

まずは、むすび方。三角型、丸型、俵型が代表的なおむすびの形です。俵型のおむすびは、主に関西地方でつくられているようですが、新潟出身の私たちはあまり馴染みのなかった形です。白ごはんで握ってもよいのですが、しそや韓国のりなどを混ぜ込むと彩りも華やか。高さが低いのでお弁当や重箱に詰めてもよいですね。

海苔の巻き方も好みが分かれます。三角型のおむすびであれば、おむすび全体に巻く、三角型の下の部分だけに巻く、着物を着せるように左右から包んで巻くなど、やり方もさまざま。おむすびを家で作って食べるのが当たり前だったころは、しっとり海苔のおむすびが主流でしたが、コンビニエンスストアの普及でパリパリ海苔のおむすびを好む人がだいぶ増えました。

そして、具材です。梅干し、鮭、昆布、おかかなどが代表的の具材といえるでしょう。おむすびの具材は特に地域性が色濃く出るもので、「好きな具材はなんですか?」とたずねると思いもよらない答えが返ってきてとても興味深いです。私が好きなのは、塩むすびとからあげの組み合わせ。お米の甘さが引き立つおむすびとジューシーなからあげの相性は、シンプルながら食欲をそそります。

最近では、具材を包まず丸くむすんだおむすびの上に載せるスタイルのおむすびが、新しいパーティーフードとして流行り始めています。生ハムとオリーブ、ビーツとドライトマト、カレーと唐揚げなど、イタリアンやエスニックの食材を積極的に取り入れているのが大きな特徴。お酒に合うおつまみとしてのおむすびを試してみると、新しいお米の楽しみ方が広がります。

●PROFILE:ごはん同盟

試作係のしらいのりこ(調理担当)、試食係のシライジュンイチ(企画担当)、夫婦ふたりの、ご飯好きの、ご飯好きによる、ご飯好きのための、炊飯系フードユニット。「おかわりは世界を救う」という理念のもと、日夜、ご飯をおいしくいただく方法を生み出し、その成果を多くのご飯好きのみなさんと共有するための活動を行っています。 「忙しい朝でもすぐできる ごはん同盟のほぼごはん弁当」(家の光協会刊)発売中。

公式サイト:http://www.gohandoumei.com