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DATE 2017.08.04

涼を贈る / 真野 知子

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ごく当たり前のことに工夫を加え、毎日を楽しく過ごしている人たちに、暮らしを満喫するための“スパイス”を紹介してもらうコンテンツ「Life Spice」。今回のテーマは「夏の涼を感じる贈り物」。ギフトコンシェルジュの真野知子さんに、贈っても、贈られても涼を楽しめる、風流な夏の贈りもののかたちを教えてもらいました。

まだまだ暑さのど真ん中ですね。
日本の夏は蒸し暑い日が続きます。そんな夏を乗り切るために、「涼を楽しむ」ということも、夏の暮らしのポイント。自分で楽しむこともよし、誰かに贈ってもよし。ちょっとした工夫が夏に彩りを与えてくれますよ。
夏の日常に贈ってもらったものが、暮らしにパッと彩りを加えてくれたり、至福のひとときを与えてくれたらうれしいですよね。これからサマーギフトを贈るという方、帰省の手土産などを考えていらっしゃる方へ、選択肢のひとつとして「涼を贈る」というアイデアをご紹介したいと思います。

離れて暮らす両親や友人たち、それからお世話になっている方々など、この暑さの中でお元気かどうか気になる方々がいるはず。ちょっとした品物とご挨拶の気持ちを添えて、夏のご挨拶を贈れば涼を楽しんでいただくこともできます。そんな季節の贈り物をしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、帰省してきた方達をお迎えする側のみなさんにとっても、おもてなしの参考になれば幸いです。

夏らしいモチーフを使ったデザイン

たとえば、金魚やうちわなど、夏らしいモチーフを取り入れると、目にも楽しいですし、涼しい雰囲気を演出してくれます。他にも朝顔や花火など、この季節ならではの風流なひとときを感じさせてくれるものはいろいろあります。こういったモチーフを選ぶと、子どもから大人まで楽しめて、夏の思い出にも残るのではないでしょうか。

涼感を演出してくれるもの

涼感たっぷりの物があれば、夏のひとときも味わい深いもの。
たとえば、冷やしたゼリーやフルーツポンチも、みずみずしくて涼やかなもののひとつ。この季節にいただくと、より美味しく感じられますよね。さらに籠などに入っていれば品格も風情もぐんとアップします。ガラスの器などに移し替えていただくと、見た目も涼やかです。

また、笹を使った水菓子も日本らしくて、とても風流。笹の香りが清涼感も演出してくれます。

アイスクリームやドリンクなど、ひんやり系の物もおすすめです。体の内側から涼を与えてくれる物もこの季節ならではの贈り物。暑い日に味わうと、涼感がひときわ体に染みわたります。ドリンクは氷をたっぷり入れたグラスに注げば、カラリンと涼し気な音をたてて、それもまた風流ですよね。

今回はお菓子やドリンクを中心にイメージしてみましたが、旬のフルーツや素麺なども涼を感じられる涼のもの。この他にも、団扇や扇子など涼をとる道具などもいろいろあるので、ぜひご自身の“涼”を探してみてください。
まだまだ厳しい暑さが続きますが、夏の暮らしを彩る涼を贈ったり、贈られることは、きっと小さなことでも夏の大切な思い出になると思います。そんな夏の楽しみ方も暮らしのスパイスに加えてみてはいかがでしょうか。

●PROFILE:ギフトコンシェルジュ 真野知子

独自の審美眼によるギフトセレクションが注目され、食にまつわるものから引出物、記念品まで多彩なシーンへのアイテムセレクションを提案。女性誌などでの連載や、選考委員の他、ギフトブランド“ROOM SERVICE”の商品プロデュース業など多方面で活躍中。
2015年7月より富山県「技のこわけプロジェクト」委員会メンバーに。

著書『ギフトコンシェルジュ真野知子の大切な日のためのギフト・マニュアル』(マーブルブックス)。

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