ここは、いうなれば “港”。
SEAWARD HOUSEで送る「なんでもない、とある休日」。
窓から見える海の景色をインテリアとして取り込められたら―――。
男性ライフスタイルメディア『OCEANS』とDoliveが共同開発した「SEAWARD HOUSE(シーワードハウス)」は、まさにオーシャンビューが一望できる、海をキーワードにしたビーチサイドハウス。開放的な空間に注ぎ込む潮風、聞こえてくる穏やかな波音も、ライフスタイフに彩りを添えるエッセンスとなり、心を満たしてくれる。それが「なんでもない、とある休日」だとしても。
休日の朝は、壁一面の大きなストレージに飾られたお気に入りたちと共に。
遊び場がたくさんあるし、ここなら肩の力が抜けたライフスタイルを送れるに違いない。そう直感して海のそばに家を建てたのは、一人目の子供が生まれて少し月日が経過した頃。
穏やかな日常もあれば、ときには忙しい日々もあるけれど、そんな人生を“航海”となぞらえるなら、我が家は“港”といったところ。
あらゆる場所を訪れ、さまざまなひとに出会い、まだ見ぬモノに触れる。その航海で得た思い出や経験を、そっくり持ち帰る場所でもある。
リビングの壁一面にあつらえられた巨大なストレージは、僕が若い頃から今まで集めてきたアートや雑貨、遊び道具などが思いのままに収納できる。LPサイズのレコードもすっぽり収まるから、コレクターにとってはまさに夢のような空間。
「よし、今朝はこの曲にしよう」。お気に入りの音楽を流せば、“なんでもない、とある休日”ながらも、最高の朝が迎えられる。
開放的なリビング。大開口の窓から心地よい潮風と、陽光が注ぐ。
大開口の窓から注ぎ込む朝日を背に、コーヒー豆を挽く時間も至福のひととき。香ばしいコーヒーの香りがリビングを包み込む。
「子供達が起きてくる前に、お菓子でも作ろうかしら」。そう言いながら、妻が起きてきた。
穏やかな雰囲気漂うアメリカ西海岸をモチーフにした家だからこそ、そんなメロウなやりとりも生まれてくる。
「今日は何も予定がないから、家でゆっくり過ごそう」と思いながらも、身近に自然を感じさせる空間だからか、朝から夫婦の好奇心を掻き立て、お互いの自分時間を満喫。
そんなこととはつゆ知らず、子供たちは寝室でぐっすり……。
ここは僕たちの港。家の前には絶好の遊び場が広がる。
ビーチフロントに建てられたこの家は、リビングにいながら海を一望できる開放的な空間。家の正面に大胆と設けられた大開口窓を開放すると、ウッドデッキとリビングが緩やかとつながり、日常の延長でアウトドア気分を楽しめる。
「今日は波、イマイチかな」とひとり呟きながらも、趣味を満喫できる僕にとっての港は、それだけで気持ちを高揚させてくれるから不思議だ。
「リーシュコード、確かこのあたりに……」。サーフボードをはじめとしたサーフギアはもちろん、自転車やスケートボードなど趣味の道具を収納しておける、広々としたエントランス。ここは僕が2番目にこだわった場所。
土間仕様だから外遊びの道具を気兼ねなく置けるし、大容量なシューズボックスも完備。エントランスからそのままバスルームにもアプローチできるから、「外遊びから帰ってきたら脱衣所に直行」というのが我が家のルーティンにもなっている。
ブルーのタイルが映えるキッチンで、休日はお菓子作りを。
お菓子作りに取り掛かろうと妻が向かったキッチンは、海を連想させるターコイズブルーのタイルが印象的。昨今の主流といえばリビングと一体化したオープンキッチンだが、この家ではあえて奥まった場所にレイアウト。海外ドラマに出てくるような、インテリアを邪魔しない雰囲気に仕上げられていて、妻の一番のお気に入りの場所だ。
「あとは生地を寝かせて、焼くだけ」とすっかりご機嫌な様子。すっきりとした見た目ながらも奥行きがあるので、作業スペースも十分。たまに僕も一緒にキッチンに立っている。
「おはよ〜!」という大きな声で、長女がリビングに。ロフトになっているので、平屋ながらも天井が高く、広々とした空間。子どもたちの声もよく聞こえる。
僕たちの肌を優しく撫でるように、心地の良い風がリビング全体に吹き込む瞬間が最高に気持ちいい。
愛する家族と一緒に過ごす、毎日が非日常な家
十分にサーフィンを楽しんだら、そのまま屋外シャワーへ。ここで軽く身体を洗い流し、サーフボードに付着した潮汚れも落とせば、室内に砂を持ち込まずに済む。サーファーの僕にとって、なくてはならないスペースだ。
家族全員が揃ったところで、キッチンからタイマーの音が。「あ、焼けたみたい」。子供たちのために焼いていたチョコチップクッキーが、ちょうど完成したようだ。
何気ない家族の会話。予定がないのんびりとした休日。でもそれが何よりの特別な時間。
波には恵まれなかったけれど、それでも「SEAWARD HOUSE」にはゴキゲンな空気が満ち溢れていた。
photo/山本 大 styling/遠藤慎也(BOOTSYORK.Inc) text/伊藤千尋(GGGC) model/David family