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DATE 2021.11.26

妄想HOUSE #03 / フィッシャーマン杉坂ブラザーズのアメリカンリバーサイドハウス

「家ってもっとシミュレーションゲームみたいに、自由に楽しく作ってもいいんじゃない?」こんな想いを胸に、さまざまな分野で活躍するゲストに「本当にほしい家」を妄想してもらう新連載「妄想HOUSE」。あらゆる固定観念から自由になって、自分の「好き」を詰め込んだ夢いっぱいの家を考えていただきます。

第3回目のゲストは、兄弟そろってプロフライフィッシャーとして活躍する「杉坂ブラザーズ」。兄・友大郎さんと弟・渓亮さん兄弟です。「フライフィッシング(欧米式の毛針(フライ)を使った釣り)の楽しさをもっと知ってもらいたい」というビジョンのもと、自分たち自身も釣りにどっぷり浸かれる理想の家を妄想してもらいました。
兄・友大郎さん(右)と弟・渓亮さん(左)

兄弟ともにプロフライフィッシャーとして活躍する釣り業界の逸材。地元、愛知県岡崎市のフライフィッシング専門店「WORLD WIDE ANGLERS」にてオリジナルブランドなどを企画。独自の釣りスタイルだけでなくファッションセンスも注目を集めている。YouTubeチャンネルや管理釣り場「岡崎トラウトポンド」を運営するなど、釣りの文化や楽しさを広めるためマルチに活躍。父、杉坂研治さんもプロのフライフィッシャーとして活躍する釣り家族。

フライフィッシングをとことん楽しむ、ベルトコンベア式妄想ハウス⁈

同じくプロのプライフィッシャーである父・研治さんの影響で、子どもの頃から釣りに触れていたというお二人。ですが、本格的にフライフィッシングをするようになったのは社会人になってから、というから驚き。兄・友大郎さんは全くの素人からスタートして、国内外で経験を積み、わずか2年で日本人最年少の米国FFIフライキャスティングインストラクターとなったのだそう。

プロになってからもアメリカを中心に、アイダホのヘンリーズフォーク、NYのキャッツキルなど、各国のフライフィッシャーが集まるリバーやポンドを巡り腕を磨いた2人は、普段のファッションにも、理想の家への妄想にも、アメリカンカルチャーからの影響が伺えます。そんな杉坂ブラザーズが妄想した家は「とにかく釣りを楽しめる、町みたいなアメリカンハウス」でした。

(友大郎さん)「家・仕事・釣りが全部1箇所に揃っているのが理想です。川とポンド(池)もあって、すぐに釣りができる環境がいいですね。敷地の真ん中には芝生があって、そこでキャスティング(注:竿を振って魚を釣るための仕掛けを飛ばす動作)の練習ができる。そのまわりを囲うようにして、自分たちが生活する家や釣りショップと工場、あとは遊びに来てくれた友人用のゲストハウスを作りたいですね」

(渓亮さん)「ここでは誰でもフライフィッシングが楽しめるように釣りの講習を開きたいです」。

兄弟揃って米国FFI公認フライキャスティングインストラクターの資格を持っている杉坂ブラザーズ。ただ楽しむだけでなく、魚が釣れたときの喜びを知っているからこそ、練習やそのための環境作りを大切にしています。

(友大郎さん)「練習場のほかには、いま愛知でやっているお店をそのまま移転して置きたいですね。ギアや道具も敷地内で買えたら最高」

(渓亮さん)「この家の1番のポイントは、これらの建物がベルトコンベアみたいな回転式になってること! スイッチを押すとぐるっと回って、どの建物からでも、すぐ川へアクセスができる(笑)。移動時間を短縮できるし、工場を川の近くへ移動させると、川便での商品発送もできるんです。川便ってフィッシングショップっぽくていいですよね(笑)。建物からの夕陽や景観も色々な角度で楽しめます」

2人の釣りを中心としたライフスタイルと自由な発想が色濃く出た妄想ハウス。釣り好きはもちろん、訪れる人みんなが楽しめそうな想像に聞いているだけでワクワクしてきます。

泳ぐ魚を間近で見れる水族館のような半地下

2人曰く、魚を釣るためには、魚自体を知って好きになることも大切。

「トラウト(川魚)が水中で泳いでいるシーンってなかなか見れないと思うんです。だから母屋とゲストハウスの一階部分を半地下にして、壁をガラス貼りにすれば、自分たちだけのオリジナルアクアリウムが作れると思うんです。魚が寄ってくるように、餌をばらまく機械を上につけたいですね(笑)」

ウッドデッキと、愛車と釣り道具を入れる巨大ガレージつき母屋

杉坂ブラザーズのライフスタイルには車も重要なアイテム。愛車はクラシックな見た目のフォード89年製クラブワゴンXLT エコノライン。車好きのこだわりが見えるチョイスです。

(友大郎さん)「プライベートの釣りはほとんどが遠出なので、今の生活に車は欠かせません。今乗っているのは大型のクラシックワゴンで、弟も四駆なので、アメリカの住宅にあるような大型ガレージがほしいですね。最低でも車3台は停められる広さにして、そのまま荷物の積み下ろしができるように、釣り道具のストレージスペースもほしいです。竿やリールは壁にかけられるようにして、ディスプレイする感じがいいですね」

(渓亮さん)「ガレージは、前後が開閉するようにして、後ろ側からすぐ川に出られる仕様にすれば、母屋が川の近くにあるときは、そのまま川へ行けますよね! ガレージで釣り道具をピックして、すぐ釣りに行けたらテンション上がります」

(友大郎さん)「道具を整理したり、着替えたりできる開放的なウッドデッキもほしいです。デッキから川につながる橋を作って、釣りを楽しんだ後そのままリビングに直行して休める家になっていたら最高ですよね」


留学時に憧れたアメリカンクラシックな母屋

(渓亮さん)「母屋は、当時留学していたアメリカで印象深かった住居をモデルにしています。フライフィッシングのメッカとよばれる『ヘンリーズフォーク』の川沿いにあったクラシックな家が理想ですね。アメリカでよくやるように、週末には誰かを招いて釣りやパーティーを楽しみたいです。木の温もりを感じられるウッド調の内装で、みんなで食事ができるアットホームな空間をつくりたいですね」

杉坂ブラザーズのが考えた、全力で釣りを楽しむための設備と住まいがひとつになった妄想ハウス。

(友大郎さん)「自分たちが釣りを楽しみたいのはもちろんなんですが、キャンプみたいな気軽さで遊びに来て、フライフィッシングの楽しさに気がついてくれたらすごく嬉しいですね」

Photography /dai yamamoto Text/syoichi yamada Illustration/HONGAMA