プレス 市ノ瀬亮さん、表参道店スタッフ 黒瀬成美さん、店長 武井力哉さん、スタッフ 井上連さん (左から)
チャムスは1983年、アメリカ・ユタ州のリバーガイドによって創業。サングラスやメガネの落下防止用ストラップ「オリジナルリテイナー」を作ったのがブランドの始まりのきっかけ。ちなみにマスコットキャラクターはペンギンじゃなくて「ブービーバード」。
チャムスは1983年、アメリカ・ユタ州のリバーガイドによって創業。サングラスやメガネの落下防止用ストラップ「オリジナルリテイナー」を作ったのがブランドの始まりのきっかけ。ちなみにマスコットキャラクターはペンギンじゃなくて「ブービーバード」。
年齢も趣味も、住む場所もバラバラな4人で考える「妄想ハウス」。口火を切ったのは、最年少の井上さんでした。
もし家を建てるなら、家具はDIYしたものを置きたいなって思ってるんです。スノーボードとスケートボードが趣味なんですけど、使ってない板がたくさんあるので、それを机や棚、椅子なんかにできたらいいなって。家具を買うのは、どうしても自分で作れないものだけ。正直、ここは譲りたくないです!
じゃあ家具は譲るので、家の中の色は私が!(笑)。個人的に、色使いは重視したいポイントなんです。CHUMS表参道店って色鮮やかなものがたくさん置いてあるから、朝出勤したときにすごくテンションが上がるんです。だからお家の中も元気が出るように、カラフルにしたいなって思います
僕はどこで寝ても気持ちが良い家がいい。ソファや床で寝ても、次の日風邪引いたり寝違えたりしない魔法の家。家って寝てる時間が多いから、いろんなところで寝て楽しみたいんだよね。あと、現実では難しいけど、家の中で焚き火が出来たら嬉しい。朝はホットサンドを作って、夜は暖まりながらウトウトしたら、最高に気持ちの良いリビングになると思います
開始早々アイデアをぶつけ合うチームCHUMS。ここで武井さんが「そもそも、どんな外観にする?」と問いかけます。実は武井さん、昨夜から妄想を膨らませていたそう。
やっぱりCHUMSが好きなので、CHUMSに囲まれて生活したいです。例えば、うちが出しているテントに小屋型のものがあるじゃないですか、それを模したログハウスってどう? テントがベースだから移動出来ても面白いよね。そうだ、タイヤ付けちゃおっか
「あ〜!それ良い!」と一同大賛成。すると市ノ瀬さんがCHUMS 表参道店の建物の秘密を教えてくれました。なんとこのお店自体も移動できるというのです。
四角形のブロックを組み合わせたような作りになっているので、バラして他に移築することができるんです。それこそ妄想を現実にしたような建物なんですよね(笑) だからこの妄想ハウスも、ある意味僕たちらしい家になるんじゃないかな
カラフルな内装のログハウスでタイヤ付きの家。ここまで決まれば、あとはそれぞれの好きなモノやコトを詰め込んでいくだけです。例えば黒瀬さんがこだわりたいのはお風呂。普段はキャンドルを灯してゆっくり湯船に浸かっているんだとか。
一番リラックスできるスペースがお風呂なんです。特に重視したいのは窓からの景色! 移動できる家なら、いろんな場所の景色を見られるからうれしいな。山の上から遠くまで見渡したり、キラキラした夜景を眺めたり。そんな風に毎日お風呂に入れたら最高だろうな〜!
バスタブの形をCHUMSのマグカップにしたら面白そう
僕は家の中に木が生えていても良いんじゃないかと思うんです。CHUMS表参道店の真ん中の吹き抜けにシンボルツリーがあるんですけど、自然を感じられるし、愛着が沸きます。それで、そこにツリーハウスの秘密基地があったら楽しそうじゃない?
間違いないですね!
でしょ? アウトドア好きだったら、誰もが一度は憧れるよね。あ、黒瀬さんのお風呂もこのツリーハウスの中に作ったらいいよ。絶対景色いいよ。それで、湯上がりはハンモックに揺られて休憩。あと、素早く降りられる滑り台も付けてください
要望が多いなぁ(笑)
私ももうひとつ!海外旅行が好きなんですけど、コロナ禍でなかなか行けないじゃないですか。だから、扉を開けた瞬間にその国を訪れた気分になれるような部屋があったらいいな。現実的な家だったらその地域の雑貨や絵を飾ることになると思うんですけど、もっとこう、街並みを再現しちゃうとか!
じゃあCHUMSの生まれ故郷であるユタ州にあるモニュメントバレーの部屋を作りましょう。メサというテーブル形の大地と、そのメサが侵食されてできたビュートという岩山が見どころなんですが、まさにアメリカの原風景になると思います
一見バラバラなようでいて、そこにはひとつの共通点があると言います。
CHUMSのブランドコンセプトであり、僕たちも日頃から大切にしているのが『Fun』(楽しむ)という言葉。子供がやって絶対楽しいことを大人が真面目に遊ぶっていうマインドが、この公園ハウスにはよく表れていると思います。滑り台がほしいって言っている武井なんて、もう32歳ですからね(笑)
いいじゃないですかー!たまに滑ると楽しいんですよ、滑り台(笑)
自然の中であろうが、普段の生活の中であろうが、好きなことを全力で楽しむことは、人生を楽しむコツ。たまには大人も童心に帰って遊び尽くす。そんな時間が必要なんじゃないでしょうか
Photography /山本大 Text/石井良 Illustration/HONGAMA