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有孔ボードの壁を、どう彩ろう? 住んでからも想像膨らむ、一軒家をシミュレーション DATE 2023.08.28

有孔ボードの壁を、どう彩ろう?
住んでからも想像膨らむ、一軒家をシミュレーション

1000人いれば理想の家も1000通り。Doliveアプリを使って、その人らしい家をシミュレーション。今回、家づくりを体験したのは、“あの人の家づくり手帖”にも登場したQ本かよさん。「自分に正直に」をモットーに希望の一つひとつを付箋に書き出し、念願のリノベーションを成功させたQ本さんが一軒家を建てるとしたら、どんな家になるのでしょう?実際にシミュレーションしてもらいました。

住むのは私自身だから、何より自分に正直に。

「前の住まいは半地下構造のデザイナーズマンション。広くて、おしゃれで、気に入っていたはずなんです。でも、夫がつぶやいた『洞穴に暮らしているみたいだな』というひと言を聞いたが最後。日当たりの悪さが、気になって仕方なくなってしまって(笑)」

日当たりを求めるところをスタートラインに、Q本さん夫妻は新たにマンションの一角を購入し、リノベーションを決行。家づくりを進めるに当たり、何よりも大事にしたのは、自分に正直にあることだったといいます。

「何を隠そう、私は根っからのズボラ。特に最初の一手が面倒くさくて(笑)。料理にしても掃除にしても、道具を手に取りさえすれば、後は苦にならない。自分の苦手がわかっているなら、それをカバーできるように家にしたかったんです」

好きも苦手も自分に正直に、Q本さんは思い浮かぶ理想を付箋に書き出し、プランナーさんと共有。かくして完成した住まいには、光を巡らせる白い天井だったり、徹底したオープン収納だったり、Q本さんの望みを正直に反映したアイデアが詰まっています。

自分の好みを可視化する。
理想の一軒家をシミュレーション。

そんなQ本さんが「一軒家に住むとしたら?」という想定のもと、新たな家づくりをシミュレーション。最近、キャンプにご執心というQ本さんが住まいのベースに選んだのは、開放的なウッドデッキを備えた「WTW HOUSE PROJECT」です。

ベースとなるのは、Doliveがライフスタイルブランド『WTW』とコラボレートしてつくった「WTW HOUSE PROJECT」。白塗りの外壁や広々としたウッドデッキなど、アメリカの西海岸を思わせるディテールが随所に。

「キャンプにハマっている影響でしょうか、外の風を感じられる家にしたくて。今の家もね、風通しがいいんです。それがデッキ付きの一軒家なら、さらに気持ちのいい風が吹き込むはず。もちろん、今の家に引っ越した大前提である日当たりも欠かせません」

日当たりと風通しの良さを求め、Q本さんは家の側面にも窓をプラス。思い立ったらキャンプに出掛けられるよう、ガレージ付きの間取りに変更。さらには住まいにあるアウトドア空間として、家の最上部もガレージも、ルーフバルコニーの仕様を選んでいます。

「家の外観をイメージするのは初めてのこと」。じっくり選んだ外壁は、白の吹き付け塗装。アクセントの手すりはスチール製に、色は全体の印象を引き締めるブラックです。シンプル・イズ・ベストな白を基調としているからこそ、デッキの木目も際立ちます。

新たな家づくりを考えるに当たり、Q本さんが掲げたテーマは、ずっと住み続けられる家。リノベーションによって完成させた現在の住まいと同様に、内観も自分に正直にシミュレーション。その結果、「今の家と、あまり変わらないかも(笑)?」だそう。

Q本さんの現在の住まいは、モールテックス塗装の床とオークフローリングのツートーンが印象的。今回のシミュレーションではダークグレーの壁とパーケットの床を選び、確かに今の住まいと同じく、インダストリアルとナチュラルなテイストが同居しています。

しかし、Q本さんが内壁に選んだ素材は有孔ボード。グレーの色合いは今の住まいを踏襲しつつ、「壁がすべて有孔ボードなら、何でも飾りたい放題。部屋の印象を左右するような、大きな絵を飾りたくて」と新たな要素をプラスしています。

「改めて認識しました。やっぱり私はシンプルな家が好き。シンプルな家に、後から色味を足していくような」——。現在の住まいとシミュレーションの家。ふたつがどこか似ているのも、Q本さんが自分の“好き”に正直な証拠なのかもしれません。

変わらない好みを貫きながらも、新たなアイデアをプラス。自分に正直に考えるからこそ、ずっと住み続けたくなる、それがQ本さんの思い浮かべる理想の一軒家でした。

今回、シミュレーションに使ったDoliveアプリ。理想の家を具体的にシミュレーションできるほか、いろいろな人の家づくりや暮らしのヒントに触れることができ、新居への想像が鮮明に膨らむはず。一度、使ってみてはいかがでしょうか?

photo/川村恵理 text/大谷享子