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1000人いれば理想の家も1000通り。Doliveアプリを使って、その人らしい家をシミュレーション。今回、家づくりを体験したのは、“あの人の家づくり手帖”にも登場した森さん夫妻。都内のマンションから栃木県那須塩原へと移住。土地の広さと景観を生かし、独特な佇まいの住まいを完成させた夫妻が二度目の一軒家を建てるとしたら、どんな家になるのでしょう?実際にシミュレーションしてもらいました。
ひとつの空間に仕事場と生活の場が共存する家づくり。
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もう一度、家づくりの楽しさを味わいたい——。この気持ちを後押しに、森さん夫妻はお二人の理想を詰め込んだリノベーションマンションを売却。豊かな自然と東京からの良好なアクセスを決め手に、都内から栃木県那須塩原への移住を決意したといいます。
「住まいは生活の拠点です。でも、家だけが快適であっても、暮らしやすいとは限りません。私たちとしては、家に暮らすというよりも“エリアに暮らす”という感覚。周辺環境も自分たちに合っていてこそ、気持ちよく暮らせると思うんです」
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森さん夫妻は、エリアのことを熟知した地場の工務店に家づくりを依頼。工務店から渡された完成予想図は土地の景観と敷地の広さを生かすような佇まいが美しく、夫妻は工務店が提案する家の構造に照らし合わせながら、間取りもディテールも丁寧に熟考。
そうして完成した一軒家は、背の高い格子窓の向こうに見える木立の景色が目にも心地よく、「那須に移住してみたい」という想いを駆り立てます。
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東京23区内から那須へ移住した夫妻が、
移住への背中を押す一軒家をシミュレーション。
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そんな森さん夫妻が「新たに一軒家を建てるとしたら?」という想定のもと、家づくりをシミュレーション。とはいえ、夫妻は理想の戸建てを完成させたばかり。さらにお二人は、共に住宅関連企業に勤務する内装のプロでもあります。
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ベースとなるのは、片流れになった屋根が特徴的な「NIHON NOIE PROJECT by SOU・SOU」
そこで夫妻が掲げたコンセプトは「那須に移住される人におすすめの家づくり」。シミュレーションのベースに「NIHON NOIE PROJECT」を選んだのも、和のデザインを新解釈した三角屋根が「那須塩原の長閑な自然の風景に調和しそう」と考えたから。
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那須の景色に調和する三角屋根を主役に、夫妻はガレージをプラス。その理由は降雪です。「私たちが暮らす平地のエリアでも、真冬は雪が積もります」と、屋根付きのガレージは必須の様子。同時にガレージのオプションにより、三角屋根の印象も際立ちます。
外観のアクセントにもなる窓は、大きなフィックス窓にチェンジ。フィックス窓なら機密性が高く、冬の寒さも安心。さらには森さん夫妻の住まいと同様に、大きな窓から見える那須の自然が借景となり、部屋にも瑞々しい印象をもたらします。
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外観から一転、内装はホワイトの壁を基調にシンプルなデザインに。白壁の柔和さは、畳の小上がりとも好相性。なおかつ階段の手すりに選んだ黒の鉄骨が、程よいアクセントとして利いています。
シンプル・イズ・ベストな面持ちは、森さん夫妻の住まいともリンク。内装がシンプルであればこそ、窓の向こうに見える景色も映え、「植物や雑貨を飾ったりして、後から味付けするのも楽しいんです」と、暮らしの楽しみも考慮。
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暮らしながら住まいを味付けしていく楽しさは、完成度の高い住まいを実現させた森さん夫妻も一緒。窓際にディスプレイされた植物やワインボトルにフラワーベースの数々が住まいに色を添え、味付けのための“余白”を残すことの意味に気づかされます。
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土地に調和する外観のみならず、環境に合わせた設備やディテールも、入居の楽しみまで備えた住まい。それが森さん夫妻の考える、那須にぴったりの一軒家でした。
今回、シミュレーションに使ったDoliveアプリ。理想の家を具体的にシミュレーションできるほか、いろいろな人の家づくりや暮らしのヒントに触れることができ、新居への想像が鮮明に膨らむはず。一度、使ってみてはいかがでしょうか?
photo/宮前一喜 text/大谷享子