DATE 2023.09.19

ナチュラルな内装で、山での暮らしを楽しむ。
〝リトリート〟がテーマの一軒家をシミュレーション

今回登場するのは“あの人の家づくり手帖”にも登場した、とみこさん。現在暮らしているマンションは「仕事場と暮らしが共存する家」をテーマにリノベーションした空間。そんな彼女が一軒家を建てるとしたら、どんな家になるのでしょう? 1000人いれば理想の家も1000通り。Doliveアプリを使って、実際にシミュレーションしてもらいました。

ひとつの空間に仕事場と生活の場が共存する家づくり。

「ずっとマンションのリノベーションに憧れていたので、コロナ禍を機に物件を購入し、私と夫の理想を集約したリノベーション計画を立てたんです。大きなところで言えば、二人とも家で仕事をするため、間取りを3LDKから2LDKに変更してリビングにワークスペースをつくりました。デザインは予算と相談しながら、お互いの好みを上手く反映できたと思います」

リノベーション計画は、夫婦の好みをすり合わせることからスタート。参考になりそうなデザインをPinterestやInstagramで見つけるたびにご主人とSlackで共有し、互いの好みやアイデアをストックしながら内装を決めていったそう。

器好きなとみこさんの希望で、キッチンにはお気に入りの器を見せる収納棚も設置。「ちょっとしたことですが、毎日目に入る場所に自分の“好き”が集まるスペースを設けることで、暮らしがぐっと豊かになるんだと実感しています。せっかく家づくりをするなら、こうした小さなところにもこだわりたいですよね」

テーマは「リトリート」。
理想の一軒家をシミュレーション

そんなとみこさんに、さっそくDoliveアプリで理想の家をシミュレーションしてもらいました。「一軒家に住むとしたら『リトリート』をテーマに家づくりがしたい! 別荘を構えたり、第二の人生を歩むとしたらどんな家に住みたいか? というイメージで考えたいと思います」と、いま住んでいる家とは真逆のテーマが飛び出しました。

ベースとなるのは、片流れになった屋根が特徴的な「NIHON NOIE PROJECT by SOU・SOU」

ベースとなる躯体は、和モダンな「NIHON NOIE PROJECT」をチョイス。一軒家ならではの三角屋根に惹かれたそうです。

「一軒家だからこそできることをやりたいので、1〜2Fには自然光を取り込めるFIX窓を付けて、屋根にはバルコニーも設置しました。いま住んでいる家が全体的に淡い雰囲気なので、外観を印象付ける屋根はあえてシャープな黒に。汚れも目立ちにくそうですし(笑)。コントラストを付けるために、横の壁面は温もりのあるホワイトブラウンカラーの木にしましょうか。こうして屋根や壁の素材まで選べるのも楽しいですね!」

家を建てるシチュエーションは、海沿い・山沿い・シティの選択肢のなかから山沿いに決定。もし二拠点生活をすることになったら、自然に囲まれた場所に住んでみたいという願望があるのだそう。

「いまは都会暮らしなので、たまにキャンプへ出かけたりするとすごくリフレッシュできるんです。山の中に住んだら家族でサイクリングや焚き火などのプチアウトドアも楽しめますし、まさに理想的な環境ですね」

内装は木を多めに採用し、どこかほっとするデザインに。色味や素材でメリハリを付けた空間は、ホワイトグレーのヘリンボーンを敷いた床とダークブラウンのウッドでつくった階段がいいアクセントになっています。

「内装はいま暮らしている家と同様、いろんな色味や素材を使って遊んでみました。左側の壁はホワイトの木板にナチュラルカラーの木の腰板を付けて、統一感のあるデザインに。対する右側の壁は、吹き抜けの構造を生かして1階と2階で色分けしようかな。ネイビー色のタイル(1階)とウォルナット色の合板(2階)の組み合わせは、質感の違いもはっきりしておもしろいですね」

いろんなパターンを試しながらじっくりシミュレーションしているのが印象的だったとみこさん。理想の家が完成して、大満足な表情です。

「一軒家はマンションのリノベーションよりもできることが多い分、悩みどころが多かったです。実際に住むことを想像しながら考えるのもわくわくしましたし、第二の拠点のイメージが具体的に湧きました。いつか一軒家を建てるなら、シミュレーションした家のように開放感がある造りにしたいな。空間を贅沢に使った吹き抜けや、日当たりにもこだわりたいですね」

一軒家だからこそ叶う空間づくりと、素材を大胆に使い分けた内装デザイン。自然に囲まれたこだわりの一軒家は、まさにとみこさんにとって理想のリトリート空間に仕上がりました。

今回シミュレーションで使ったDoliveアプリ。理想の家を具体的にシミュレーションできるほか、いろいろな人の家づくりや暮らしのヒントに触れることができます。あなたも一度使ってみてはいかがでしょうか。

photo/川村恵理 text/金城和子

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