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DATE 2019.01.10

蔵造りの家で楽しむ北欧スタイル。「家族でのんびり」の時間を増やす、なかじまさんの暮らし方

青森県弘前市で蔵造りの一戸建てに暮らす、インスタグラマーのなかじまさん。おかっぱの可愛い娘さんが登場するInstagramでは、子育て中のほっこりエピソードや、和と北欧をバランスよく取り入れたインテリアの投稿が大人気。なかじまさんの空間作りのこだわりと、心地よい暮らしのルールを教えてもらいました。

なかじまさんプロフィール

青森県弘前市在住のインスタグラマー。趣味は料理と、民芸品や食器を集めること。市場で働くご主人、20歳の息子さんと4歳の娘さんの4人暮らし。娘さんとのユニークな日常や、心温まる暮らしのワンシーンが、子育て世代の女性を中心に人気を集める。

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歴史情緒あふれる、蔵造りの街並みに憧れて

“おかっぱの女の子”の暮らしの投稿が人気を集める、インスタグラマーのなかじまさん。見ているだけでほっこりする愛らしい写真や、暮らしの参考になる情報はもちろん、日記のような等身大のキャプションは思わず共感してしまうものばかり。同じような年頃のお子さんを持つママや、暮らしにこだわるフォロワーさんたちからのコメントが絶えません。

窓から見える、弘前の雪景色もとびきり美しい

そんななかじまさんのご自宅は、出身地でもある青森県弘前市にあります。家を建てる際「立地に一番こだわった」というなかじまさんご夫婦。蔵造り(※)の建物が並ぶ、歴史情緒あふれる落ち着いた街並みは、求めていたイメージにぴったりだったそう。

※蔵造り:日本の伝統的な建築様式のひとつ。木骨、外壁を土壁として漆喰などで仕上げる。

白い外壁に、黒い屋根といった「蔵」を思わせる外観は、この地域ならでは。なかじまさんのご自宅がある場所は「景観保護地区」と呼ばれる区域で、建物の外観にルールがあります。

「いろいろ条件があるのは大変でしたが、夫が歴史好きなので、ここを見つけた瞬間ノリノリでしたね(笑)。私自身も閑静な場所を希望していたので、すぐに気に入りました」

おふたりが家を建てようと決意したのは、今から約6年前のこと。実はちょっぴり想定外のこともあったそうです。

「実は……家を建てた当時、下の娘がまだ生まれていなくて。というより2人目の予定すらなかったんです。なので、子供を中心に考えた間取りではなく、どちらかというと私たち夫婦の希望を詰め込んだ間取りになっているんですよね」

間取りや内装はご主人の希望から、あまり物を置かないシンプルなつくりに。遊び盛りのお子さんがいながら、ほどよく整ったお部屋をキープしているのも、なかじまさんのInstagramの人気のポイントです。

「大きな家具をあまり置いていない分、収納としてりんご箱やカゴをたくさん使っています。あとは玄関先に大きな収納を作ってあるので、備品や、普段使わない鍋などはそこにしまっていますね」

こちらは、キッチンの見せる収納と、娘さんのおもちゃ棚。作り付けの棚には、なかじまさんが趣味で集めているという食器やカゴ、民芸品が並んでいます。

廊下にある本棚でも、たくさんの箱やカゴを活用

お気に入りを集めた、和×北欧のミックス空間

ほっこり、温かみを感じるなかじまさんのお住まい。よく見ると、和テイストと北欧テイストのインテリアを、バランスよく取り入れているのが分かります。

「和も北欧も好きなので、テイストが違う分、色味で統一感が出るようにしています。全体的に木を使ったアイテムが多いので、ベージュやグレーを基調に同系色でまとめて、ところどころグリーンを取り入れているのがポイントですね」

民芸品やカゴは、地元のお店やネットショップで手に入れたもの。購入前には、Instagramを使ってじっくりリサーチすることも多いそうです。

「SNSから流行を知ることも多いです。すごく上手に暮らしている方がたくさんいて、参考になりますよね。そういう方たちと交流できるのが嬉しくて、Instagramの更新を続けています」

器が好きで、気に入ったものを少しずつ集めているそう

「休日は家事をしない」のがマイルール

市場で働くご主人と、介護関係のお仕事をする息子さん。なかじまさんご自身も、平日は事務のお仕事をしているそうです。

「普段は、起きる時間も帰る時間も家族それぞれ異なる生活なので、休日くらいは家族みんなでゆっくりしたい。だから『休日は家事を一切やらない』スタイルです(笑)。休み前におでんだったりカレーだったり、作り置きできるものを準備しておくのが私の中でのルールですね」

「お休みの日は、家でゴロゴロしたり、お菓子を作ったり、近所の公園をお散歩することもあります。最近は、娘が“やりたいやりたい!”と言うので、一緒にキッチンに立つことも多いですね」

この家に住んでから「家族と過ごす時間」をより大切に思うようになったというなかじまさん。お気に入りの空間で過ごすことで、自然と家族との関わり方も丁寧になっていったそう。

「休日だけじゃなく、仕事がある日でも家族と過ごす時間を多く取れるよう意識していますね。たとえば、家事は掃除からご飯の作り置きまで朝のうちに済ませておくんです。そうすると家に帰ってからは家事をほとんどしないで済むので、ゆっくり家族との時間を過ごせます」

娘さんが大きくなったら、2Fの「予備室」を子供部屋にする予定なのだそう

家族と過ごす時間を大切したい。休日は休日らしく過ごしたい。そんななかじまさんが実践する“暮らしのマイルール”。「やるべきこと」に追われてしまいがちな毎日の中で「やらない日」を決める潔さに、気持ちに余裕を生み出すコツが隠れているように感じました。

つい先日、5歳のお誕生日を迎えた娘さん。家族の成長とともになかじまさんのお住まいがこれからどう変化していくのか、とても楽しみです。