Dolive Doliveってなに?

Akira DATE 2019.03.11

たった一本からはじまった、個性豊かなグリーンが降り注ぐAkiraさん一家のボタニカルライフ。

和歌山県の戸建住宅に、奥様と11歳の息子さん、2匹のワンちゃん(大福・小福)と暮らすインスタグラマーのAkiraさん。ゆらゆらとたくさんの植物が降りそそぐ吹き抜けのリビングをメインに、多種多様な植物と統一感のあるインテリアでまとめられたボタニカルな暮らしが人気です。そんなAkiraさんに心地よい暮らしのルールを教えてもらいました。

Akiraさんプロフィール

和歌山県在住。4年前、息子さんの成長をきっかけに新築一戸建てを購入。製造業のAkiraさんと、パートタイムで働く奥様は、どちらも和歌山県育ち。ボタニカルな暮らしを発信するInstagramアカウントはもちろん、奥様が更新するワンちゃん(大福・小福)のアカウント(@fuku_fuku.15)も人気。

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吹き抜けが気持ちのいいAkiraさんのお住まい。1Fの和室はプチリノベで現在はダイニングから続く洋室に

待ち受けていたのは緑が彩る小さなオアシス

玄関を抜けてリビングに入ると、吹き抜けの天井から降り注ぐように吊るされた植物と、窓辺のシェルフに並んだ鉢植えたちがズラリとお出迎え。グリーンが充実したボタニカルな空間がInstagramで大人気のAkiraさんのお住まいは、もはやグリーンショップのような圧巻の空間です。

実は、引越し当初は現在のようなコンセプトではなかったそう。 「とりあえず吹き抜けだけは絶対に作ろうと思っていたのですが、それ以外は特にこだわっていませんでしたね。とにかく開放感のある明るい家にしたいなというのはありました」

まったく興味のなかった植物。最初の一本は観葉植物から

最初の一本目は観葉植物のフィカスだったそう

そんなAkiraさんのお住まいですが、意外なことに引越し当初はほとんど植物を置いていなかったんだそう。 「実は植物に興味を持ったのは、家を建ててからなんです。インテリア感覚で観葉植物を1個置いたのがキッカケでした。1つ置いてみると、すごく部屋が映えたような気がしたんですよね。そこから、吹き抜けにもいい感じに飾れることに気づいて、あれよあれよという間に増えていきました…(笑)」

植物に囲まれ、向き合う毎日が楽しい

それ以来、続々と植物の数を増やしてきたAkiraさん。てっきり奥様も植物大好きなのかと思いきや?

「いえ、僕1人ですね(笑)。植物に関して、奥さんは一切関与せずっていう感じです。『これ、カタチ綺麗だね』とかそういう話はするのですが、『そんなに買わなくても…』と呆れられる時もありますね(笑)」

植物選びやお世話は全般的にAkiraさんが1人で担当されているんだとか。

というわけで、植物選びやお世話は全般的にAkiraさんが1人で担当。ですが、植物と向き合う時間がAkiraさんにとってのリラックスタイムだといいます。

「仕事から帰って水やりをする時間がすごく好きです。日に日に形が変わっていくのを見るのが、すごく楽しいんですよ。たまに息子の友達やお客さんが来た時にすごーい!と驚いてくれるのも実は嬉しかったりしますね」

と言いつつも、もちろん植物のお世話は大変なこともたくさんあるんだそう。 「気づいたら数が多くなっちゃって、、いまは鉢物と吊るし物合わせて約70種類ぐらい。 なので毎日のお世話に時間がかかりますね。特に冬場は外に出すことがあまりできないので、お風呂場に持っていてシャワーで流して乾かしたり…とか。まるで子供のようですよね」

植物を主役にした、手作りインテリア

吹き抜けの天井から吊るされた多種多様な植物たちが印象的なAkiraさんのお住まいですが、実はそのほかにもたくさんのこだわりが。

例えばこのシェルフや、リビングに置いてある木製インテリアの数々。実は、Akiraさんご自身がDIYされたのものなんだそう。植物の多い空間に馴染むよう、セレクトしていった結果、自身で手作りしたものが多くなっていったといいます。

「インテリアを選ぶ時や、作るときは白・茶・黒をメインカラーにして、植物のグリーンと馴染むように心がけています」 と話す通り、インテリアの主役はあくまで“植物たち”。あまり主張しないシンプルでナチュラルな色味で統一されています。

「植物やインテリアはもちろんですが、鉢にもこだわってます。SNSでも鉢を集めている人が多くて、それを参考に探すことが多いです。人気の作家さんの作品は値段もお高めなので、なかなか買えませんが…。イベントやネットで買うことが多いですね」

ドライフラワーもAkiraさんがDIYで取り付けた有孔ボードに飾っているそう

ソファに座って植物を眺めるのが、至福の時間

すでにお分かりかとは思いますが、植物への愛が止まらないAkiraさん。 休日の過ごし方を聞いてみると…
「出かけない時は、リビングのソファに座ってずっと植物を眺めてますね。基本的にやることなければずっと見ていられます。」

11歳になる息子さんもそんなAkiraさんの影響あってか、植物の名前を覚えようとしているそう。 「とくにこれといって教えたつもりはないのですが……。自然に家族の会話も増えた気がしますね」

「もちろん、家族の予定が合えば外へ出かけることも多いです。けど、その出先でついつい植物を見たり、家に置くものを探していたり…。あれ?結局家のために外出してるのかも…(笑)」 と、語るように植物との暮らしがもたらしてくれたものは意外にも大きかったようです。

撮影して投稿。日々の暮らしを記録していくのが楽しい

Instagramで、約1万人のフォロワーを持つAkiraさん。同じくインテリアや空間作りにこだわるフォロワーさん達とコメント欄やDMで交流する時間がとても楽しいと言います。

「元々は、他の方の投稿を見るためにinstagramのアカウントを作ったのですが、せっかく家を建てたので自分も発信してみようかなと思ったのが投稿を始めたきっかけです。フォロワーの方から、植物やインテリアについて質問や相談をいただく事も多いですし、自分自身も他の方の投稿を参考にすることがよくありますね。内容はやっぱり植物についてが多いです。」

「写真は、何度も何度も撮り直して…納得いくまで頑張っています。でも僕自身、家の植物を眺める時間がすごく好きなので、その撮影時間すらもすごく楽しいんです。」

Akiraさんのアカウントを見て植物のある生活に憧れを抱いている人はきっと多いはず。実際に植物を育てるのには、知識や勉強が必要なのでしょうか。

「いえ、僕自身もほとんど勉強はしていないです。高価な植物は難しいものもあるので、最初はいわゆる『観葉植物』のようなものから始めていくと楽だと思います。」

「家事は夫婦で協力」が我が家のルール

大好きな植物に囲まれた暮らしを楽しむAkiraさん一家。お気に入りの空間で、心地よく過ごすためのルールについて聞いてみました。

「奥さんとの間で、家事は手が空いた方がやるというルールを作っています。僕の帰りが遅ければ奥さんがやりますし、別だったら僕がやりますし、協力しあってなるべく早く自由な時間を作るようにお互い心がけていますね。そうやって、ご飯の後の時間や、家族でゆっくりできる時間を作っています」

空間づくりへのこだわりだけでなく、家族が心地よく過ごせるように植物のお世話から家事の分担までしっかりこなす。それが家族みんなが心地よく暮らす秘訣だとAkiraさんは話します。

「実は今、ドライフラワーにもハマっていて。部屋の天井が見えなくなるくらいのドライフラワーが欲しいなぁって思っています(笑)」

なんて、まだまだ植物愛は強まっていくばかりのAkiraさん。お家が植物で埋もれてしまうんじゃないか…なんて心配も過りますが、これからはドライフラワーも加わり、更にステキな“ボタニカルライフ”が広がっていきそうです。