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築60年の長屋をリノベ、猫5匹と暮らすレトロな家 ―建築家・いしまるあきこさん【後編】―

DATE 2020.03.26 たわしが行く!ネコLIFEを学ぶ旅
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  • #戸建

〈今日のテーマ〉
多頭飼い生活の基本が知りたい!

いしまるさんの5匹の飼い猫は、それぞれ子猫の頃に保護されました。5匹一緒に寝たりと仲が良かったのですが、突然、関係性が変化したそう。しろ、くろ兄妹は変わらず仲が良いのですが、他の猫関係はなかなか複雑です。
⚫猫関係は、日々変化する
猫同士の相性の良し悪しは、それぞれの猫の気質や性別、年齢などに左右されます。時間をかけて徐々に仲が良くなることや、逆に、ストレスや環境の変化などが原因で、急に仲が悪くなることも。さらに、いしまるさん曰く「動物行動学上、猫が4匹以上いると仲間はずれが生まれやすい」と言われているのだそう。

取材時の5匹の関係図。面倒見がよく優しいしろは、5匹のリーダー的存在。くろ、ものくろ、しまの3匹がぶつかりやすく、とくにしまは他の猫に「シャー!」と威嚇されることが多いのだそう

⚫「イジメ」の場合は、飼い主が手助けを

5匹との生活でいしまるさんが特に苦労したのは、しまがみけを攻撃し、虐めるようになったときのこと。お腹を噛む、毛をむしるなどの激しい攻撃を受け、体の小さいみけは、すっかり怯えてしまったそう。

みけは、猫じゃらしを使った「狩りごっこ」という遊びが得意。いしまるさんは、みけとしまを一緒にじゃらして遊び、狩りごっこでの活躍でみけに自信をつけさせた

⚫専門家の力が必要なときもある

しまとものくろが、みけを攻撃する日々の収束には、約1年半の時間を要しました。いしまるさんは根気よく猫同士の関係改善に努め、猫の書籍などで解決策を探したそう。また、動物病院で獣医師に相談し、攻撃性が高まった2匹に、気分を落ち着かせる薬を処方してもらったこともありました。

いしまるさんが「バイブル」と呼ぶ書籍。動物行動学医が、猫の問題行動を事例別に解説している。処方薬の情報もここに載っていたそう。現在は絶版

⚫飼い猫を増やすのは慎重に

飼い猫の険悪期に悩んだ経験から、いしまるさんは「猫同士のケンカは、悪化させないよう飼い主が介入することが大事」と言います。しかし、猫の数が多いほど関係性は複雑になり、その分飼い主が介入する手間も増えます。そのため、「気軽に猫を増やし過ぎないほうがいいですね」と、いしまるさん。

⚫猫のQOLを向上させる

猫関係を円滑に保つには、猫がストレスを溜めず、日々の生活に満足していることも大切です。例えばいしまるさんは、夕方、猫じゃらしで「狩りごっこ」をして猫達を遊ばせ、その後、温めたウェットフードを与えています。小動物を狩ってすぐに食べていた猫の習性に基づいているので、猫が満ち足りた気分になれるのだそう。

【まとめ】
多頭飼い生活の基本が知りたい!

  1. 猫関係は、日々変化する
  2. 「イジメ」には、飼い主が手助けを
  3. 飼い猫を増やすのは慎重に
  4. 猫のQOLを向上させる

photography/黒坂明美 text/橘川なおこ