KANNON COFFEE Kamakura
神奈川県鎌倉市長谷3-10-29
TEL:0467-84-7898
営業時間:10:00-18:00
定休日:不定休
Instagram
今回、Doliveが見つけたのはKANNON COFFEE Kamakura。コーヒーの香りに誘われて、長谷寺の門前通りから一本小道を入ると、ガラス張りの開放的なエントランスが出迎えてくれます。
名古屋、大須観音の近くで本店をオープンしたことから「カンノンコーヒー」という店名がつけられ、鎌倉店もまた長谷観音とご縁のある土地にお店を構えています。全国に6店舗あるKANNON COFFEEのデザインは、オーナーの道川さんがディレクションを務めているのだそう。
「気軽に立ち寄れる、街のコーヒースタンド」というお店のコンセプトを、どう外観デザインで表現しているのか、家づくりのヒントになる要素を学ぶべく取材しました。
元々アンティークショップだったKANNON COFFEE Kamakuraの物件。エントランスを囲う木枠は元からあるデザインだったそうで、この木枠を活かした「全面ガラス張りの店」のイメージが湧き、この物件に決めたんだとか。
ファサード部分の白いブロック、木枠、ガラスなど異素材をバランス良く組み合わせた外観は、いろいろなテイストが程よくミックスされた、親しみやすい雰囲気。外観の異素材ミックスは難易度が高いようにも感じますが、窓枠やフェンスのみ木を選んでみるなど、部分的に取り入れるのがおすすめです。
お店の外観デザインは周囲の景観に馴染むことと、お客さんの目を引くことのバランスが大切。KANNON COFFEE Kamakuraでは、壁の白と木材のナチュラルなカラーをベースに、ロゴとベンチの背にはアクセントになる黒を配色。「無垢材の家に憧れているけれど少しスタイリッシュなデザインにしたい」というときは、窓枠など部分的に引き締める色を取り入れることで、程よくシャープな印象に仕上がります。
全面ガラス張りのエントランスは、外からも店内の様子が伺え、外と内との間に親しみやすい距離感をつくってくれます。一般宅でも、人通りの少ない方に面した壁に思い切って大きなガラス窓を取り付けてみると、充実した採光を確保でき、リッチな空間が生まれます。「ゲストを迎える正面」と「プライベートを楽しめる裏側」とで、家に違った表情を与えられるのではないでしょうか。
神奈川県鎌倉市長谷3-10-29
TEL:0467-84-7898
営業時間:10:00-18:00
定休日:不定休
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Photography/藤井由依(Roaster) Text/大倉詩穂、赤木百(Roaster)