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DATE 2021.08.04

明るい差し色とユニークな板張りが目を引く海沿いカフェ

街を歩いていると、外観のデザインを見ただけで入ってみたくなる魅力的な建築に出会うことがあります。「外観探訪部」は、そんな気になる建物の外観にフォーカスし、家づくりのアイデアを学ぶ新企画。思わず足を止めてしまう外観デザインから、その魅力の秘密を探ります。

海沿いの景色に馴染みつつ、パッと目を引く色使いとデザイン

今回注目する外観は、江ノ電、稲村ヶ崎駅から徒歩3分、湘南の海沿いにあるカフェ「サンライズシャック稲村ヶ崎本店」。海沿いに似合う白い外壁のお店は、一見シンプルな見た目ですが、ブランドカラーの黄色がバランスよく取り入れられてハッピーな雰囲気。よく見ると、外壁の板張りの方向が違っていたり、ユニークな特徴がある外観です。

サンライズシャックの始まりはハワイのノースショア。手作りの黄色い小屋でサーファー向けにドリンクを販売し始め、日本上陸後は鎌倉でキッチンカー販売からスタートしました。日本での6店舗目となる稲村ヶ崎本店の外観に込めた思いを取材しました。

POINT1:個人邸でも簡単に真似できる差し色の使い方

まず目につくのは、絶妙なバランスで配色された黄色と白。サンライズシャックのブランドカラーである黄色をあえてポイント使いにし、鎌倉の景観に馴染む白をベースにしています。ドア横のポストや窓際に設置された小物も黄色で統一され、アクセントになるペールグリーンを添えて、ハワイアンカフェらしい爽やかでフレッシュな印象に。家をつくる際、サンライズシャックのような差し色で家の外観の雰囲気を変えてみるのも良いかもしれません。

POINT2:方向の違うリズミカルな板張りで、
さりげなくデザイン性をアピール

海岸沿いの居抜きの物件を購入し、リノベーションを経てオープンしたという稲村ヶ崎本店。左右で方向を変えた板張りは、元々のデザインだったそう。板張りの方向が違うだけで、真っ白な壁でもデザインに変わったリズムが生まれます。中古物件のリノベーションを考えている人は、サンライズシャックのように「その物件だけにしかない特徴を大切にして、新しいデザインに活かす」という選択がおすすめです。

POINT3:サイドの外壁はレインボーで個性的に

建物の側面に描かれたレインボーには「尊重と平和」の想いが込められています。鎌倉の街並みに馴染むよう、全体的にライトなトーンにしているのだそう。

カラフルな外壁は個人邸で真似をするには難易度が高いように見えますが、サンライズシャックのように落ち着いたトーンなら、まわりの景観にも意外と馴染みます。外壁の1面のみ色をつけたのもポイント。カラフルな壁はサイドの壁で挑戦してみるのが良さそうです。

シンプルなデザインでありながら、所々にユーモアが感じられるサンライズシャックの外観から、家づくりのヒントを学びました。自分がやりたいことは大切にしつつ、土地に馴染むデザインのバランスを探ることが上手な家づくりへの近道のようです。
サンライズシャック稲村ヶ崎本店

​神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1-15-9
営業時間 :
7:00~18:00(11月〜3月)
7:00~19:00(4月〜10月)
​※ 現在新型コロナウイルスの影響により営業時間短縮(18:30まで)
HP

Photography/藤井由依(Roaster) Text/大倉詩穂、赤木百(Roaster)