Dolive Doliveってなに?

ガレージが真ん中にある暮らし。 バイクと映画を楽しむ夫婦の家づくりを大解剖 DATE 2023.09.14

ガレージが真ん中にある暮らし。
バイクと映画を楽しむ夫婦の家づくりを大解剖

人によって家での過ごし方は千差万別。リビングもキッチンも、さらにはガレージだって、こだわるポイントもこだわり方も人それぞれです。そこで個性が際立つお宅から、その人らしい家づくりを大解剖。今回はDoliveとGORDON MILLERが共創した「THE HOUSE GARAGE PROJECT」に暮らす井田さん宅から、真似したくなるアイデアをご紹介します。

PLAN
暮らしの真ん中に、趣味と憩いのセカンドリビング

井田さんの趣味はツーリング。現在、所有している愛車はハーレーにカワサキにヤマハの計3台。いつしか奥さまもバイクに魅了され、今では夫婦そろって、ツーリングに出掛けることもあるといいます。

「前はマンションに住んでいたんです。ツーリングが趣味ではあるものの、バイクの駐車スペースは共用の自転車置き場(苦笑)。愛車をメンテナンスしようにも難しく、ちょっとした庇がある程度だったので、バイクにカバーをかぶせて雨風をしのいでいました」

窮屈さを感じることなく、趣味を楽しみたい——。そんな井田さんが選んだTHE HOUSE GARAGE PROJECTは、<心踊るガレージライフ>をテーマに掲げるライフスタイルブランドGORDON MILLERとDoliveのコラボレーションによって生まれた住宅です。

その特徴は、家をまるごとガレージに見立てた大胆なデザイン。屋外でも、屋内でもない第三の空間を中心に、趣味に没頭したり、家族や仲間と集う時間を楽しんだり、自由に過ごすことのできる住まいです。

なかでも井田さんは、ガレージが住まいの中心にある平屋タイプをセレクト。
「戸建てを建てるなら、ガレージは絶対。でも、せっかくガレージを付けるなら、バイク以外も楽しめる場所にしたい。当初から、そんな構想があったんです。ガレージが家の真ん中にある間取りなら、車庫に限定しない使い方できそうだな、と」

GARAGE
動線だって妥協しない、空間を緩やかに二分割

決め手となった、住まいの真ん中にあるガレージ。車庫を想定した広々とした空間を、井田さんは緩やかに二分割しています。

「ソファを境にカーペットを敷いて、土足のエリアとそうでないエリアに分けています。カーペットのスペースにはバイク関連のアイテムは置かず、完全なる憩いの場所。もしかすると、リビング以上にここで過ごすことが多いかもしれません」

バイクが駐車された土足エリアには、ヘルメット用のラックを設置。ツーリングに出掛ける動線もしっかりと考慮する一方、インダストリアルすぎないニュートラルな印象の素材を使用した内装により、憩いのスペースとバイクのためのスペースが違和感なく同居しています。

反対にソファを配置したスペースは夫婦の憩いの場所。120インチのスクリーンに高精細のプロジェクターまで備え、映画鑑賞も大迫力。バイクだけにとどまらない趣味の空間に仕上げています。

LIVING
“眺める”ひとときを楽しむ、大人の生活空間

リビングはガレージと隣り合わせ。双方を仕切るサッシに、井田さんはシンプルにしてモダンな内装が引き立つモスグリーンのカーテンを設置していますが、「たまにしか閉じません。リビングからバイクを眺める時間も楽しくて」と話します。

カーテンを開け放てば、リビングの開放感まで際立つのが、この間取りの特徴。LDKの端から端まで貫くように設置されたサッシにより、リビングはもちろん、キッチンからでも自慢の愛車が並んだガレージを眺めることができます。

キッチンのアクセントも、リビングのカーテンと同様にモスグリーン。洗練されたグレーの色味を基調にシックに仕上げた空間に落ち着いたグリーンの差し色が利き、背もたれの付いたハイチェアが並んだ様子は、バー顔負けの面持ちです。

LOFT
横長の空間と開放感を生かし、仕事と趣味を両立

ガレージの両サイドに配置されたLDKと寝室をつなぐのは、開放的なロフト。横長のスペースをサッシで仕切り、ロフトをふたつ備えたような間取りです。井田さんは、このロフトを最大限に活用。一枚板のデスクを造作し、夫婦2人が横並びで仕事に打ち込めるワークスペースにしています。

さらにはデスクの上部にラックも造作し、壁の素材はラフなテイストが魅力のOSB合板に。この肩肘張らない壁のイメージにより、ラックに並んだ漫画やCDのカルチャー感が引き立ちます。

お隣のロフトには趣味の要素を存分に、スニーカーやフィギュアをディスプレイ。というのも実はここ、ガレージの上部に位置しています。ガレージから見渡すことができ、自慢のコレクションを収納するのに打ってつけのスペースです。

Other Spaces
まだまだ見たい、井田さん宅のこだわり

リビングの天井は無機質さとラフさが同居し、ビビッドな家具が映える木毛セメント。
愛猫家の夫婦。帰宅後の動線を考慮した玄関の水栓ボウルには、ネコのあしらいを。
玄関の造作ラックは可動式の棚板に加え、上着や傘を吊せるポールも必見のポイント。

本来のリビング以上に、長い時間を過ごすというガレージ。「起床したら、まずはキッチンでコーヒーを淹れて、ガレージのソファでひと息つくんです」というくらい、そこは暮らしに密着した場所。これもきっと、井田さんが家づくりの当初から抱いていた「バイクの駐車だけに限定しない」という考えがあったからこそ。その柔軟さが、何気ない日常を充実させていくのかもしれません。

井田さん夫婦が叶えた「ガレージが中心の暮らし」。プロジェクトサイトでは、THE HOUSE GARAGEをコンセプトとともに詳しくご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。