あくまでも自然体で、東京と真鶴の2拠点生活を楽しむ。
クリエイター・山本海人さんの家づくりを大解剖
家での過ごし方は千差万別。リビングやキッチンなど住環境へのこだわりは、人それぞれ変わってくるはずです。Doliveが以前訪れた住まいから、その人らしい家づくりを大解剖。そこから見えてくる、家づくりで真似したくなるアイデアを紹介します。今回は、「ようこそ私の家へ」で訪ねた、クリエイター・山本海人さん宅から探してみましょう。
PLAN
都心と真鶴を行き来する二拠点生活
アパレルブランド〈SON OF THE CHEESE〉のディレクター、サンドイッチ店〈BUY ME STAND〉のプロデュースなど、マルチな才能で活躍をする山本さん。もともと東京に住んでいましたが、縁あって2019年に神奈川県・真鶴に移住。東京を仕事の拠点にしたまま、2拠点生活をスタートさせました。
「真鶴に引っ越したのは、場所に魅せられたからっていうわけじゃなくて、いい家があったから。たまたまですね。都内で犬2匹飼えるってなかなかハードルが高くて。ここは知り合いのショップオーナーの持ち物なんです。犬も飼えるし、家具もついてるし、住むには申し分ない。車だと渋谷まで1時間10分ぐらいなんで、じゃあここにしようかなと」
海の近くに自宅を構え、都心で仕事をする。異なる2エリアを行き来しながら、趣味である釣りなど遊びの時間を充実させ、そこで得た気づきやアイデアを仕事に活かすというライフスタイルは、クリエイターである山本さんならではの暮らしぶりです。
LIVING
海が望める景色がお気に入り。みんながくつろげる空間
「この家からだと、東から太陽が昇って、西に太陽が沈むのが見えるんです。景色がやっぱり最高ですね」と話す山本さん。
高台に立つ住まいにお邪魔すると、まず目を奪われるのがリビングから見渡せる海。そして、その向こう側には湯河原や熱海も見えるそう。 リビングの吹き抜け窓、さらには両サイドの窓からも景色だけでなく温かな光も差し込み、山本さんのみならず、遊びに来た友人もリラックスできるリビングになっています。
お気に入りのインテリアで飾ったリビングもよいですが、リビングから見える景色にこだわって家づくりをするのも、暮らしを楽しむひとつの方法かもしれません。
KITCHEN
白を基調に、どこかレトロな雰囲気。
異国をおもわせるキッチン
玄関入ってすぐに広がる、山本さん宅のダイニングキッチン。
味のあるヴィンテージ調のウッド床材。それと対比するかのような、白い漆喰壁と梁、木の天井との組み合わせが、異国のような雰囲気を醸し出します。 さらには、ダイニングとリビングを分ける扉はなく、アーチ壁で緩やか空間を仕切ることで、自然と開放感のある空間になっています。
キッチンに目を向けると、木で作られた格子模様のカウンター。また所々に置かれたポップなインテリアがレトロさを演出しています。
Other Spaces
まだまだ見たい山本さん宅のこだわり
山本さんのお話をうかがって感じることは、山本さんがあくまで“自然体”でいること。
たまたま縁あって移住した真鶴で出合った、美しい景観や趣味の釣りを心ゆくまで楽しめる環境は、都会では決して手に入らないもの。そして、東京に住んでいた頃と変わらず仕事に打ち込むことができる。
山本さんのライフスタイルを通じて、周囲の環境を存分に楽しむことも家づくりにおいて大切なことなのだと知ることができました。
好きへの探究心を忘れず、家族や友人たちと過ごす時間を大切にしたい。そんな風に思ったあなたにもう一つ知ってもらいたいのが、Doliveが雑誌『OCEANS』と一緒につくった「SEAWARD HOUSE」。西海岸ムードな平屋は、好きを詰め込み、愛着を育てることのできる、まるで“港”のような家です。こんなライフスタイルに共感をしたあなたに、ぴったりな家かもしれません。詳しくはこちらをご覧ください。