三木亮祐さん
AIの研究開発をしながら、趣味のスポーツバイクを愛するサイクリスト。自宅の一部をDIYし、自転車のメンテナンススペースに。
AIの研究開発をしながら、趣味のスポーツバイクを愛するサイクリスト。自宅の一部をDIYし、自転車のメンテナンススペースに。
三木さんが暮らすのは、多摩川にほど近い東京の閑静な住宅街。結婚を機に、もともと奥さまの祖父が暮らしていたこの家に住み始めました。
昔ながらの日本家屋の趣を残したご自宅の1階には、LDKの広い部屋とそこにつながるもう1部屋。ここが、三木さんの自転車ガレージであり仕事部屋となっています。
そもそも三木さんがロードバイクに乗り始めたのは、就職がきっかけ。仕事の都合で自然豊かな場所に転勤となり、その自然を楽しみつつ、運動にもなりそうということでロードバイクに乗り始めたそうです。そこから、毎週末にサイクルトリップに出かけたりと熱中していき、東京に戻ってからもコミュニティに加入しグループライドに出かけたりとサイクルライフを楽しんでいます。
そんな趣味のロードバイクに欠かせないのは、メンテナンスもできる収納空間。最初は玄関近くに置いたりしたそうですが、どうにも生活動線の邪魔になる。そこで、目をつけたのがこの和室でした。
このすぽっりとロードバイクが入っているこの場所。壁を抜いたりした訳でなく、和室にもともとあったスペースだそうですが、見繕ったかのようないいサイズ感であったことから、ここを改造しようとDIYリノベーションがスタートしました。
一人暮らしをしていたころから、この幅ぴったりな机が欲しいと思ったら、作ってしまおう!とDIYされてきた三木さん。なので、このスペースをDIYすることも自然な流れでした。
メンテナンス工具を壁にかけて、必要なものが手に届く海外のガレージのスタイルに憧れがあった三木さん。そのスタイルと日本家屋をうまくマッチさせることをテーマにセルフリノベーションの構想を練られたそう。
木材などはすべてホームセンターで調達できる市販のものを使用し、オイルフィニッシュを施すことで味をだし、この空間と調和するようにしています。
土壁は暗めのネイビーに塗り直すことで、障子の白色との色のコントラストを楽しめるように。また、少し劣化してしまった壁面のメンテナンスも兼ねています。
床の間スペースもラックを設置し、クローゼットに早変わり。日本家屋らしいディテールに、今のライフスタイルをミックスさせたモダンなテイストは、とても居心地のよい空間となっています。
コロナをきっかけに在宅勤務となった三木さん。仕事場でありながら、趣味のロードバイクが同じ空間にあると、モチベーションになると話します。
仕事がらモニターを長時間見ていますが、ふとした時に後ろにあるロードバイクをみるとふっと息抜きになるそうです。こんなことができるのも、家の中に持ち込める自転車ならではの楽しみ方かもしれません。