自転車だったら部屋もガレージに早変わり。 和室をリノベーションした自分だけの趣味空間 DATE 2024.10.24

自転車だったら部屋もガレージに早変わり。
和室をリノベーションした自分だけの趣味空間

ガレージライフを楽しむというと、クルマやバイクをまず頭に浮かべがちですが、自転車だってガレージライフを楽しめるはず。

今回は、和室を自身の手でリノベーションを施し、自転車のガレージ空間に変えた三木亮祐さんのお宅をご紹介。自転車だったら部屋に持ち込んで、収納として、趣味空間としても楽しめる。そうしたら、もっと家にいる時間がもっと好きになるのかも。
三木亮祐さん

AIの研究開発をしながら、趣味のスポーツバイクを愛するサイクリスト。自宅の一部をDIYし、自転車のメンテナンススペースに。

和室を自転車ガレージにDIYリノベーション

三木さんが暮らすのは、多摩川にほど近い東京の閑静な住宅街。結婚を機に、もともと奥さまの祖父が暮らしていたこの家に住み始めました。

昔ながらの日本家屋の趣を残したご自宅の1階には、LDKの広い部屋とそこにつながるもう1部屋。ここが、三木さんの自転車ガレージであり仕事部屋となっています。

そもそも三木さんがロードバイクに乗り始めたのは、就職がきっかけ。仕事の都合で自然豊かな場所に転勤となり、その自然を楽しみつつ、運動にもなりそうということでロードバイクに乗り始めたそうです。そこから、毎週末にサイクルトリップに出かけたりと熱中していき、東京に戻ってからもコミュニティに加入しグループライドに出かけたりとサイクルライフを楽しんでいます。

そんな趣味のロードバイクに欠かせないのは、メンテナンスもできる収納空間。最初は玄関近くに置いたりしたそうですが、どうにも生活動線の邪魔になる。そこで、目をつけたのがこの和室でした。

このすぽっりとロードバイクが入っているこの場所。壁を抜いたりした訳でなく、和室にもともとあったスペースだそうですが、見繕ったかのようないいサイズ感であったことから、ここを改造しようとDIYリノベーションがスタートしました。

一人暮らしをしていたころから、この幅ぴったりな机が欲しいと思ったら、作ってしまおう!とDIYされてきた三木さん。なので、このスペースをDIYすることも自然な流れでした。

メンテナンス工具を壁にかけて、必要なものが手に届く海外のガレージのスタイルに憧れがあった三木さん。そのスタイルと日本家屋をうまくマッチさせることをテーマにセルフリノベーションの構想を練られたそう。

木材などはすべてホームセンターで調達できる市販のものを使用し、オイルフィニッシュを施すことで味をだし、この空間と調和するようにしています。

土壁は暗めのネイビーに塗り直すことで、障子の白色との色のコントラストを楽しめるように。また、少し劣化してしまった壁面のメンテナンスも兼ねています。

床の間スペースもラックを設置し、クローゼットに早変わり。日本家屋らしいディテールに、今のライフスタイルをミックスさせたモダンなテイストは、とても居心地のよい空間となっています。

コロナをきっかけに在宅勤務となった三木さん。仕事場でありながら、趣味のロードバイクが同じ空間にあると、モチベーションになると話します。

仕事がらモニターを長時間見ていますが、ふとした時に後ろにあるロードバイクをみるとふっと息抜きになるそうです。こんなことができるのも、家の中に持ち込める自転車ならではの楽しみ方かもしれません。

三木さんが叶えた、大好きなロードバイクがすぐそばにあるガレージ空間。その他にも自転車乗りが考えたあったらいいなが集まったCGハウスが「HOUSE CYCLE CLUB with TOKYOBIKE」。詳しくは、このプロジェクトサイトをチェックしてみてください。
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