DATE 2025.05.29

家が主役になる物語。
filmbumで見つけた、Doliveの家の魅力とは?

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SNSや動画で、なぜか惹かれてしまう部屋や暮らしの風景に出会ったことはありませんか? ストーリーや映像の美しさだけでなく、“空間そのもの”が持つ雰囲気が心に残る理由かもしれません。もしそんなシーンが、撮影用のセットではなく、実際に建てられる家で生まれていたら?

まさに、そんな世界観をかたちにしているのが「filmbum(フィルムバム)」。「Dolive」と「LIFE LABEL」が手がけるこのプロジェクトは、film(記録)とalbum(記憶)をかけあわせ、家という舞台から“暮らしの物語”を紡ぎ出します。

今回注目するのは、filmbumで描かれた3つのショートフィルム。どの作品もDoliveの家を舞台に、ただオシャレなだけじゃない、この家だったからこそ生まれた風景が詰まっています。映画みたいだけど、ちゃんと日常。そんなリアルな理想の暮らしが、Doliveの家から見えてきます。

ただ住むだけじゃない。家がストーリーを語り出すとき

「filmbum(フィルムバム)」は、Doliveと「LIFE LABEL」が手がけるショートフィルムプロジェクト。film(記録)とalbum(記憶)をかけあわせたこの名前には、“日常の中の物語を、映像として残す”という想いが込められています。

コンセプトは「HOME STORIES」。特別なことは起きない、でもどこか心に残る。そんな暮らしのワンシーンを切り取った作品が並びます。出演者は俳優やアーティスト、クリエイターなど多彩。けれど主役はあくまで“暮らし”であり、“家そのもの”です。舞台となるのは、実際に建てられるDoliveの家。その空間が持つ雰囲気や間取りが、作品のストーリーやキャラクターに自然と影響を与え、映像が出来上がっていく。それがfilmbumの魅力です。

「この家だからこそ、生まれる過ごし方」がある。ドラマでもドキュメンタリーでもない。けれど、誰かの暮らしを想像したくなるような生活の気配が映し出されている。だからこそ、見る人の心に自然と響くのかもしれません。

Doliveの家が紡ぐ、暮らしが物語になる瞬間

『2021夏.mp4』|ファッションバトルが映す、自由な家

演劇モデル・長井短さんが初監督を務めた『2021夏.mp4』は、夫で俳優の亀島一徳さんとの夫婦共演による、ファッションをテーマにしたショートフィルム。何気ない夏の日の昼下がり、自宅で繰り広げられる“服をめぐる静かなバトル”を、ユーモアとセンスたっぷりに描いています。

舞台となるのは、「WTW HOUSE」。西海岸のビーチライフをイメージしたこの家は、白とナチュラルウッドを基調にした爽やかな内装に、リビングからウッドデッキへと続く大開口の窓、クリーンな印象の壁やウッド貼りの天井が特徴です。

吹き抜けの天井と天窓から差し込む光が、空間をさらに明るく開放的に見せてくれる家。その中でふたりが自由にファッションを楽しみ、家具やカーテンまでも“着る”ように遊ぶ姿は、まさにこの家ならではの自由な空気を象徴しています。リゾートと都会の空気をあわせ持つ「WTW HOUSE」が、暮らしをもっと“遊び”に変えてくれる。そんな発見がある作品です。

舞台になった家はこちら↓

『SHARE』|暮らしと創作が交差する、シェアハウスの日常

アーティストのPESさん率いるユニット・Charlieが手がけたショートフィルム。「NIHON NOIE」を舞台に、Charlieのメンバーがシェアハウスで過ごす一日を描いた作品です。友人のPepesの誕生日を祝うために、朝から賑やかにパーティーの準備を進めるメンバーたちの様子が、家の各所で映し出されます。

この家は、DoliveがSOU・SOUとコラボレーションして生まれた「NIHON NOIE」。和のエッセンスを現代の暮らしに落とし込んだデザインで、障子や格子、小上がりの畳スペースが心地よい落ち着きを生み出しています。まさに、いわゆる“和モダン”ではなく、“今の感性で暮らす日本らしさ”を感じさせる空間です。

さらに、SOU・SOUのテキスタイルが壁紙やのれん、ファブリックなどに取り入れられており、空間にリズムと彩りを添えています。作品のポップでカラフルな世界観と、この家の持つ落ち着きあるスタイルが絶妙に調和し、視覚的にも楽しめる映像に仕上がっています。

舞台になった家はこちら↓

『Music is Home』|音楽が育つ、家というスタジオ

日本唯一のヴォーカリスト&フリューゲルホーンプレーヤー・TOKUさんが発起人となり制作されたドキュメンタリー『Music is Home』。プロのミュージシャンたちが、一つ屋根の下でセッションを重ねながら、音楽を生み出していく過程を追った映像作品です。

撮影に使われたのは「WTW HOUSE」。白と木材をベースにした開放感のあるLDK、ナチュラルな木張りの床や天井が、音を吸収しすぎず反響しすぎないちょうどよいバランスを生み出しています。そこにラグや観葉植物が加わることで、まるでスタジオとリビングが溶け合ったような空間に。

空間全体に“余白”があることで、楽器の音が響き、会話が生まれ、そして空気が流れる。そのすべてを受けとめてくれる「WTW HOUSE」は、まるで暮らしの中で音楽が育つ場所。無機質なスタジオとは異なる温もりと柔らかさが、音楽そのものに奥行きを与えているようです。住まいがインスピレーションになる。そんなDoliveの家の新しい可能性を映し出しています。

舞台になった家はこちら↓

filmbumで描かれるのは、特別な何かではなく、“この家だったから生まれた何気ない瞬間”の積み重ね。そこにあるのは、セットでも演出でもない、実際に建てられるDoliveの家。空間がストーリーを引き出し、暮らしのシーンを自然に彩ってくれるから、見ているだけで「こんなふうに暮らせたら」と思わせてくれるのです。

そして、filmbumの最新作もまもなく公開予定。舞台となるのは、「No.00」。プレーンな白い箱だからこそ、暮らしに寄り添ってくれる家です。そんな空間で、どんな物語が描かれるのか? ぜひお楽しみに。
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